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【中央日報】「ウィズコロナ」一気に緩和しすぎたか…英国「韓国の防疫強度、G20で最低水準」
11日(現地時間)、英国オックスフォード大学が発表した新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)厳格度指数をみると、韓国は100点満点中39.35点だ(11月8日集計)。G20のうち韓国より低いのはメキシコ(35.19点)・スロベニア(36.11点)だけだ。
中央防疫対策本部によると、この日0時を基準として重篤患者は473人であることが分かった。前日460人でコロナ流行後最多を記録したが、一日で更新してさらに13人増えた。新規感染者は2520人増加して累積38万8351人を記録した。前日の死亡者は21人で累積死亡者数は3033人になった。
厳格度指数は各国の新型コロナ対応水準を分析したものだ。集会人員や大衆利用施設営業など9つの分野の防疫措置を評価している。点数が高いほど防疫度が高いということを意味する。
点数が低いからといって防疫が全面的に失敗したとみることは難しいが、韓国の指数はウィズコロナ施行後8点ほど落ちた。漸進的なウィズコロナを施行中のシンガポール(44.44点)や防疫措置をほぼ解除した英国(41.20点)と比較すると韓国の防疫レベルが一瞬で落ちたという分析だ。
韓国防疫当局は今月1日から首都圏10人、非首都圏12人まで私的な集まりを許容している。レストランやカフェは24時間営業することができる。遊興施設は夜12時まで運営する代わりに防疫パス(接種証明・陰性確認制)を適用中だ。
だが、シンガポールは3カ月前に新型コロナ対応体制を切り替えたが、接種完了者に限って飲食店の利用を許容している。未接種者は24時間以内に遺伝子増幅(PCR)陰性確認書を提出しないと飲食店を利用できないほど防疫が今も厳しい。ウィズコロナ施行後、防疫パスを解除したデンマークは8日に防疫パスの再導入方針を出した。
韓国は2年近く続いた社会的距離の確保で大きな被害を受けた自営業者および小商工人の困難を考慮して日常回復後は防疫規則を大幅に緩和した側面がある。だが、今年冬に少なくとも5000人、多くて2万人が一日に発生する可能性があるという警告が出ているだけに緊張しなければならないという声が高まりそうだ。
専門家は大規模流行を防ぐためには防疫緩和を徐々に進めなければなければならないと強調する。疾病管理本部長を務めた翰林(ハンリム)大学聖心(ソンシム)病院呼吸器内科の鄭ギ碩(チョン・ギソク)教授は「防疫を緩和すれば感染者が再び増えるのは当然だ」とし「季節的な状況を考慮して徐々に防疫規則を緩和する取り組みが必要だ」と話した。
疾病管理庁の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)庁長はこの日の国会保健福祉委員会全体会議で「状況が悪化すれば(6週間後でも)ウィズコロナ第1段階を持続するか防疫を強化する場合もある」とした。
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2021.11.12 08:11
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Source:脱亜論
【中央日報】「ウィズコロナ」一気に緩和しすぎたか…英国「韓国の防疫強度、G20で最低水準」