2025
08.27
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バター彫刻、モデルは真夏なのに防寒着。制作スタジオが「ほぼ冷蔵庫」な米ミネソタ州恒例行事とは
アメリカ中西部の夏を彩る「ミネソタ州博覧会」で、今年も恒例のバター彫刻が始まりました。
AP通信によると、主役となったのは、ウェイヴァリー出身マロリー・ソーソンさん。第72代「ミルキーウェイのプリンセス・ケイ」に選ばれ、州内1800戸の酪農家を代表する親善大使として、開幕日の伝統儀式に臨みました。
会場のガラス張りの回転スタジオ内の気温は4度。外は真夏の27度にもかかわらず、ソーソンさんはティアラとサッシュにコートを羽織り、防寒具に身を包んで着席。その目の前で、彫刻家ゲリー・クルツァーさんが90ポンド(約41キロ)の有塩バターを削り出し、ソーソンさんの頭部を精巧に再現していったといいます。
ミネソタ州博覧会によると、プリンセス・ケイの彫刻は博覧会の最初の2日間で行われ、その後は9月1日の労働者の日(レイバーデー)まで、ファイナリストの一人ひとりが日替わりで彫刻されていきます。彫刻の最中、プリンセスと彫刻家は展示用クーラーの中で回転し、観客からの質問に随時答えるといいます。
バター彫刻は全米の州博覧会で人気を集めています。アイオワ州では100年以上続く「バターカウ」が名物で、今年はそのレプリカがワシントンのスミソニアン美術館で展示予定。またニューヨーク州博覧会では、同州出身の作家L・フランク・ボームの『オズの魔法使い』出版から125周年を記念した巨大彫刻がお披露目されました。
Source: HuffPost




