2025
08.23

メルカリが出品を削除し「禁止出品物」に。FRUITS ZIPPERデザインのモバイルバッテリーの転売行為に対応

国際ニュースまとめ

シェアサービス「ChargeSPOT」FRUITS ZIPPERのモバイルバッテリーシェアサービス「ChargeSPOT」FRUITS ZIPPERのモバイルバッテリー

人気アイドルグループ「FRUITS ZIPPER」が、シェアサービス「ChargeSPOT」と共同でコラボしたモバイルバッテリーがフリマサイト「メルカリ」などで相次いで転売されていた問題。

株式会社メルカリの広報担当者は、問題を報じていたハフポスト日本版編集部に対し、「ChargeSPOTを提供するINFORICHと協議して、問題となった出品物を削除した」と報告した。

メルカリ「出品を一律に削除」。禁止出品物に

「FRUITS ZIPPER」とモバイルバッテリーのシェアサービス「ChargeSPOT」のコラボは、6月24日から8月3日までの期間限定で行われ、特別デザインのモバイルバッテリーの貸し出しが行われた。

応援広告を出せるアプリ「CheerSPOT」での応援数が集まるごとに、街の液晶に「FRUITS ZIPPER」が登場し、様々な特典を楽しむことができるというものだった。

東京・大阪・福岡の3都市・1000台ずつのレンタルでそれぞれのメンバーが印刷されている、ファンにはたまらないデザインとなっていたが、限定モバイルバッテリーがフリマアプリサイト「メルカリ」で転売されている事態となっていた。

【画像】出品禁止物となった「FRUITS ZIPPER」とモバイルバッテリー

運営する「ChargeSPOT」は注意喚起を公開し、フリマアプリやオークションサイト等で出品・転売・譲渡等は違反行為で、刑法上の処罰の対象になる可能性も示唆していた。

SNSでは転売行為に怒りを露わにするコメントが多く見られた。

この問題について8月22日、ハフポスト日本版編集部に対し、メルカリの広報担当者から「ChargeSPOTを提供するINFORICHと協議して、問題となった出品物を削除した」と連絡があった。

広報担当者によると、「背景として、(ChargeSPOTのモバイルバッテリーは)以前は買い取りができた時期もあり、出品が盗まれたものなのか、買い取られたものなのかを慎重に判断・検討していた。(買い取りができていた時期の)バッテリーは耐用年数が過ぎていると判断し、(同社のモバイルバッテリーの)出品を一律に削除した」という。

これを受けて、INFORICHは22日にホームページ上の情報を更新
「株式会社メルカリと連携し、同社が運営するフリマアプリ『メルカリ』における当該ChargeSPOTバッテリーの取引について、同社の利用規約違反に該当すると判断されたことを確認いたしました。これに伴い、今後ChargeSPOTバッテリーは『禁止出品物』として取り扱われ、メルカリ上の該当出品は削除対応が実施される方針です。また、その他のオークションサイトにおきましても、該当する出品について対応方針の検討が進められておりますことをお知らせいたします」とした。

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Source: HuffPost