2025
08.22

【夏の甲子園決勝2025】日大三vs沖縄尚学が激突。2年生主砲と2年生エースの対決に注目。テレビ放送・配信は?

国際ニュースまとめ

日大三高の田中諒選手(左)と沖縄尚学の末吉良丞投手(右)日大三高の田中諒選手(左)と沖縄尚学の末吉良丞投手(右)

阪神甲子園球場で熱戦が続く全国高校野球選手権大会。2025年の決勝は8月23日に行われる。

2年ぶり20回目の出場となる名門・日大三(西東京)は、2011年以来の夏制覇を狙う。一方、沖縄尚学(沖縄)は2度の春の全国制覇を誇るが、夏は決勝進出は初。悲願の初優勝へ挑む。

甲子園では2010年春以来となる西東京と沖縄の決勝対決。当時は興南高校がエース・島袋洋奨投手を擁し東海大相模を退け、沖縄勢として初優勝。興南高校はその後、夏の甲子園も制し、史上6校目の春夏連覇を達成した。

15年の時を経て、伝統校が真夏の頂点を懸けて激突する。これまでの両校の戦いぶりを振り返り、試合の見どころや注目ポイントなどを紹介する。

準決勝までの戦いぶりを「数字」で振り返る

⭐︎日大三(西東京代表)

夏2回、春1回の優勝を誇る伝統校。今夏は2年ぶり20回目の出場。西東京大会では打率.364、総得点51、総失点10と攻守ともに安定感を見せつけた。

甲子園大会での結果

2回戦:豊橋中央(愛知)に 3–2、エース近藤一樹投手が128球の完投

3回戦:高川学園(山口)に 9–4、打撃戦を制す

準々決勝:「東京対決」となった関東第一(東東京)を5–3で撃破 

準決勝:県岐阜商(岐阜)との延長タイブレークを4-2で振り切り決勝へ

⭐︎沖縄尚学(沖縄代表)

春夏通じて11度目の夏の甲子園出場。沖縄大会を制し、2年ぶり17度目の代表切符をつかんだ。

甲子園大会での結果

1回戦:金足農(秋田)に1–0、エース末吉良丞投手の快投で接戦を制す 

2回戦:鳴門(徳島)に3-0で快勝

3回戦:仙台育英との対決を延長11回の末、5-3で勝利

準々決勝:東洋大姫路に2–1、末吉投手と新垣有絃投手の2年生コンビの継投

準決勝:山梨学院に 5-4 で競り勝ち、夏では初となる決勝進出

日大三高「伝統の強打」で2011年以来の頂へ

日大三は2年ぶり20回目の夏の甲子園。西東京の名門校として、特に打線の破壊力が際立っている。西東京大会では2桁得点を量産し、甲子園でも3回戦で15安打、準決勝で12安打と打棒は衰えを知らない。得点機を逃さない強打がチームの強みだ。

県岐阜商に勝利し、決勝進出を決めた日大三高ナイン県岐阜商に勝利し、決勝進出を決めた日大三高ナイン

その中心にいるのが、2年生の主砲・田中諒選手。冷静な状況判断とパワフルなスイングを併せ持ち、大舞台でもそのバットで試合の流れを変えてきた。ここまで本塁打2本。準決勝でも先制打を放つなど、名門打線の象徴的存在だ。

一方、マウンドを支えるのは3年生エース・近藤投手。序盤戦は完投でチームを引っ張り、準決勝では途中からマウンドに上がり6回2/3を1失点に抑えた。打線の勢いを支える安定感抜群の投球が大きな武器だ。

沖縄尚学、悲願の夏制覇へ

沖縄尚学は春に2度の全国制覇を誇るが、夏の栄冠は未踏の領域。

今大会のチームは「初の夏制覇」を合言葉に一丸となり、接戦をものにしながら勝ち進んできた。

金足農戦での1-0勝利、仙台育英との延長戦を制した粘り、東洋大姫路や山梨学院との接戦を突破。粘り強さを体現し、決勝まで勝ち上がってきた。

山梨学院を破り、決勝進出を決めた沖縄尚学ナイン山梨学院を破り、決勝進出を決めた沖縄尚学ナイン

投打の中心に立つのは、2年生エース左腕・末吉投手。金足農戦で115球完封、仙台育英戦で延長11回を169球で完投、さらに準々決勝では中1日で救援登板し無失点投球。

最速150キロに迫る直球と緩急自在の変化球を武器に、今大会でわずか1失点という圧巻の内容を残している。試合終盤には自ら四球を選択して危機を回避する冷静さも見せ、チームを牽引する。

その相棒ともいえるのが、同じ2年生の新垣有絃投手。準決勝まで随所で粘り強い投球を披露し、末吉投手との「2枚看板」で勝利を積み重ねてきた。2年生コンビの快投に注目だ。

日大三高伝統の打力か、投手中心で守り勝つ野球の沖縄尚学か。真夏の聖地で頂点をかけた一戦は、8月23日午前10時にプレイボール予定だ。

決勝戦の放送・配信情報まとめ

試合開始予定:2025年8月23日(土)午前10時

◯テレビ放送

・NHK総合・Eテレ(地上波)午前9時50分から

【解説】飯塚智広【アナウンサー】筒井亮太郎

BS朝日4K(衛星)

◯ネット配信

バーチャル高校野球(スポーツブル/無料)

【あわせて読みたい】Z世代が選ぶ「心が熱くなる甲子園ソング」ランキング。「奏」「あとひとつ」を抑えた1位は”青春感”溢れるあの曲

…クリックして全文を読む

Source: HuffPost