「もう1年以上開けてなかった冷蔵庫 中に何を入れたか完全に忘れて 開ける時、何故か怖かった 腐るはずもないのに」――。

そんな一言とともに投稿された動画が、Xで大きな注目を集めています。

動画に映るのは、大きな業務用の冷蔵庫。上にはエスプレッソマシンやコーヒーミル、シロップが並び、まるでカフェの風景のようです。

と、突然、大きな人間の指が登場。そう、映っているのはすべてミニチュアなんです。冷蔵庫の扉を開けると、中には牛乳やジュースのパックがずらり。牛乳には「石橋牧場」と書かれ、ミニチュアとは思えないほどのリアルさが広がっていました。

この冷蔵庫を手がけたのは、1/12スケールのミニチュア作品を制作しているイシバシエレクトロニクス（@ishibashi_elect）さん。

「冷蔵庫自体は1カ月ほどで制作しましたが、牛乳パックやエスプレッソマシンなど小物を含めると3カ月ほどかかりました。牛乳パックはデータからデザインし、バーコードや成分表示まで記載しています」と話します。

こだわったのは、学生時代にアルバイトをしていたカフェの冷蔵庫を忠実に再現することだったとか。

「アイスカフェラテがよく出るお店だったので、牛乳は下段だけでなく上段にも寝かせてストックしていました。エスプレッソマシンやコーヒーミル、シロップなどの配置も当時の職場そのままです」と振り返ります。

SNSでは4.3万の「いいね」が殺到。「電気がつくのが本物みたい」「開けるの怖いの分かる」「材質感までリアル」「指が出てきて『えっ？』ってなった」といった声が寄せられています。

反響についてイシバシエレクトロニクスさんは「今回話題になっていることには正直驚きです。この冷蔵庫は、3年という期間をかけて作った私なりの大作、ミニチュア図書館の一階にあるカフェの冷蔵庫の一部なのですが、その図書館より、冷蔵庫が反響を呼び、正直何が好まれるのか全くわかりません」とコメント。

「一年以上開けていない冷蔵庫　という言葉にたくさんの人が身構えながらも、扉の中を覗いてみたいという気持ちになっていただき、楽しんでいただけたのかなと思っています。」と話しています。

【動画】冷蔵庫を開くと…

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