08.21
トランプの金ピカ大統領部屋を米ロックレジェンドが痛烈批判「アメリカの歴史の恥だ」
(左から)トランプ大統領、ジャック・ホワイト氏グラミー賞12回受賞のロックのレジェンド、ジャック・ホワイト氏がトランプ大統領とホワイトハウスの装飾を強く批判した。
トランプ氏は8月18日、ロシアのウクライナ侵攻の終結について話し合うために、ホワイトハウスでウクライナのゼレンスキー大統領と会談した。
ホワイト氏は、この会談の写真をInstagramに投稿。画像に写る大統領執務室は、額縁から置物まで金色の装飾品で溢れている。
トランプ氏が1月に大統領に就任して以来、大統領執務室は金の装飾が増え続けている。
ホワイト氏は「歴史的なホワイトハウスをトランプがどれほど最悪に変えてしまったか見てほしい。下品で、金箔にまみれ、けばけばしくなってしまった」と投稿で嘆いている。
「下劣なセンスを見てほしい。この詐欺師から中古車すら買いたいだろうか?ましてや核ミサイルの発射コードなんて与えたらどんなことになるだろう?金メッキされたトランプ聖書をあのマントルピースに置き、両脇にトランプの靴を並べたら完璧じゃないか?アメリカの歴史の恥だ」
一方で、ホワイト氏は「この写真には、黒いスーツを着た本物の国家リーダーもいる」ともつづり、写真の中のゼレンスキー氏には敬意を表している。
ホワイトハウスは反発
このホワイト氏のコメントに大統領サイドは強く反発している。
ホワイトハウス広報部長のスティーブン・チャン氏は「ジャック・ホワイトは落ちぶれた負け犬だ。キャリアが行き詰まって暇を持て余しているから、SNSにたわごとを書き込んでいるにすぎない」と、デイリービーストにコメントしている。
チャン氏は「彼は本物のアーティストを装っているだけであり、大統領執務室の壮麗さや重要性を理解できていない、むしろ侮辱している」とも述べている。
このチャン氏の発言後の20日に、ホワイト氏はトランプ氏が自身が売り出した金色の靴を手にする写真などをInstagramに投稿。
いつも政治的な発言をするわけではないが、トランプ氏と政権に対しては「1930年代ドイツのような“沈黙する少数派”の一員にはならない」と宣言した。
「この男は、アメリカだけではなく世界にとって危険な存在だ。それは誇張ではない。民主主義を破壊し、日々地球を危険にさらしている。私たちは皆、そのことを知っている」
ホワイト氏は投稿を「正しかろうが間違っていようが大統領を批判してはいけないとか、何があっても支持すべきだと言うことは、非愛国的で卑屈であるばかりか、アメリカ国民に対する道徳的な裏切りである」という、第26代大統領セオドア・ルーズベルトの言葉で締めくくっている。
ホワイト氏は11月にザ・ホワイト・ストライプスのメンバーであるメグ・ホワイトとともにロックの殿堂入りする予定だ。
これまで一貫してトランプ氏に批判的な立場を取っており、過去にはトランプ氏を「あからさまなファシスト」「独裁者気取り」と呼んだこともある。
また、ザ・ホワイト・ストライプスは2024年9月に、トランプ氏が同バンドのヒット曲「セヴン・ネイション・アーミー」を選挙集会で許可なく使用したとしてトランプ氏を訴えている。
Source: HuffPost




