タイ・バンコクが検索数2位に！2025年夏、日本人に人気の海外旅行先ランキング

2025
07.31

Booking.com 調査、東南アジアが上位を席巻

【2025年7月31日】世界最大級のデジタルトラベルプラットフォーム「ブッキング・ドットコム」は、2025年夏のお盆期間（8月13日〜17日）を対象とした、日本人旅行者による海外旅行先の検索ランキングを発表しました。

このランキングは、2025年5月1日から6月25日までに日本人が同サイト上で検索したフライトデータをもとに集計されたもので、今夏の旅行トレンドを反映しています。

最も検索数が多かったのは韓国・ソウルでした。アクセスの良さに加え、K-POPや韓国ドラマといったKカルチャーの人気、美容やファッションを目的とした旅行のトレンド化が背景にあると見られます。

第2位には、タイ・バンコクがランクインしました。グルメや観光、ショッピングなど多彩な魅力に加え、航空便の多さや物価の安さも支持を集めている要因と考えられます。

今回のランキングでは、ベトナムの都市が複数上位に入り、注目を集めました。ハノイ（3位）、ダナン（4位）、ホーチミン（6位）がトップ10にランクインしており、とくにダナンとホーチミンは前年同時期と比較して検索数が2倍以上に増加したということです。

ベトナムでは、世界遺産やスパ、伝統文化を体験できるアクティビティなど、多様な旅の楽しみ方が広がっています。

家族旅行の検索ランキングでは、シンガポールが第1位、バンコクが第2位、ダナンが第3位となりました。フィリピンのセブ島やマニラもランクインしており、東南アジア方面への関心の高さがうかがえます。

一方で、アメリカ・ロサンゼルスが第5位にランクインしており、前年と比べて検索数が5倍以上に増加しました。テーマパークやスポーツ観戦などを目的とした家族旅行の需要が高まっていると見られます。

ブッキング・ドットコムによりますと、日本人旅行者の間では、アジア圏を中心とした近距離旅行が依然として人気である一方、旅先での体験や文化交流を重視する傾向も強まっているということです。

同社では、フライトや宿泊に加え、現地でのアクティビティやレンタカーの予約といった旅行関連サービスを、今後も簡単かつ一括で利用できるよう提供体制の充実を図るとしています。