2025
07.31

溺れた時の「助けてサイン」とは。子どもの命を守るため、周囲の大人に知ってほしいこと

国際ニュースまとめ

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東京都小金井市のスポーツクラブ「メガロス武蔵小金井店」のプールで7月28日、学童保育中の小学1年の男児が溺れ、死亡した。時事通信によると、昨年も10歳未満の子どもが溺れる事故があった。

日本財団 海のそなえプロジェクト」が1万人を対象に行った2024年の調査では、約5人に1人が溺れた経験があると答え、その多くは子どもの頃に経験したものだった。

溺れた時に、周囲の人はどうすれば良いのか。日本ライフセービング協会は公式Instagram(@jla_lifesaving)で、命を守るための「助けてサイン」、知ってほしいことについて発信している。

◆世界共通の「助けてサイン」とは

日本ライフセービング協会は7月25日の「世界溺水防止デー」を始め、SNSなどで水辺の事故防止を呼びかけている

投稿によると、「片手を大きく振ること」が、溺れた時の世界共通の「助けてサイン」で、ライフセーバーが直ちに救助に向かうという。

ただ、溺れている状態で片手を振ると沈んでしまうため、助けてサインを出す際は、ライフジャケットなどの救命具の着用や浮き具等により十分な浮力を確保している必要があるという。

同協会は「子どもたちはこのサインを教わる機会がほとんどありません。だからこそ、ママ・パパたちが知っておいて、伝えてあげてほしいです!」と投稿。

また投稿には、ライフセーバーによる、おぼれの再現動画も添えられている。映像では、呼吸をしたくて顔を水面に出そうとしたり、顔を岸に向けて目を見開いたりする様子が再現されている。

溺れている人は「助けて!」と発することもできないといい、「映像の様な状況を見かけた場合は直ちにライフセーバーに知らせてください」と呼びかけている。

同協会は「Water Safetyアプリ」もリリースしている。ライフセーバーが活動している海水浴場や、津波情報、水辺の安全に関する情報などが得られる。

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Source: HuffPost