2025
07.25
07.25
第二次世界大戦中にナチスの将校が盗んだエロティックなモザイク画、イタリア・ポンペイに帰る
第二次世界大戦中にナチス・ドイツの将校によって盗まれたローマ時代のモザイク画が、80年の時を経てイタリア・ポンペイに返還された。この作品は、ローマ時代のエロティックな情景を描いた大理石製のモザイク画で、紀元前5世紀から1世紀にかけて制作されたとされる。
ポンペイ考古学公園の発表によると、モザイク画には、ソファに横たわる男性が肌を露出した女性に世話をされている様子が描かれており、かつてローマ時代の邸宅の寝室を飾っていた可能性があるという。
AP通信によると、このモザイク画は、戦時中のイタリアでドイツ国防軍の将校によって盗まれ、その後、あるドイツ人に贈られたもの。その遺族がローマの文化財保護を担当するイタリアの国家警察に返還を申し出て、2023年に正式に返還が実現した。
作品はポンペイ考古学公園に収蔵され、7月15日に同公園内で報道陣に公開された。ガブリエル・ズクリゲル館長は「家庭内の愛が芸術の主題となった時代の表現であり、略奪品が戻るたびに歴史の傷が癒やされる」と述べた。また、CNNに対しても、「作品の価値は物質的なものより歴史的な意味にあり、不法な文化財取引がそれを著しく損なっている」とも強調した。
今後、このモザイクは研究や教育目的で保護・活用される予定だ。
Source: HuffPost




