2025
07.24

オジー・オズボーンへ。地下鉄の運行掲示板に追悼メッセージ、詩人ユニットの仕掛けにロンドンが泣いた

国際ニュースまとめ

パーキンソン病で亡くなった「メタルの帝王」に向けて、ロンドン地下鉄の構内に静かに掲げられたホワイトボードが、世界中の音楽ファンの心を打った。

そこに記されたのは、伝説のロックアーティスト、オジー・オズボーンさんの死を悼む詩。そしてその作者は、地下鉄を詩の舞台に変えた異色のユニット「All On The Board」だ。

【画像】楽曲タイトルや歌詞が盛り込まれた追悼全文

All On The Boardは7月23日、掲示されたホワイトボードの写真をXに投稿。本来は遅延や休止などの運行情報が書かれるホワイトボードには、「オジー・オズボーン安らかに」と詩が書かれている。

オジー・オズボーンさんの代表曲である「Crazy Train」「Mr. Crowley」「Mama, I’m Coming Home」などの楽曲タイトルや歌詞の一節が巧みに織り込まれ、ファンに向けて愛情と敬意が込められていた。

“YOU DIDN’T JUST RIDE THE CRAZY TRAIN. YOU ALSO DROVE IT TOO.” (あなたは“クレイジー・トレイン”に乗っていただけじゃない、運転もしていたんだ)

オジー・オズボーンさんは、1970年代にブラック・サバスのボーカルとして登場し、ヘビーメタルというジャンルの礎を築いた。ソロとしても「Crazy Train」や「No More Tears」などの名曲を生み出し、“プリンス・オブ・ダークネス”として唯一無二の存在感を放った。

All On The Boardとは?

All On The Board」は、ロンドン交通局(TfL)で働くIan Redpath(N1)とJeremy Chopra(E1)による詩人ユニット。通勤客向けの案内板につづった手書きの詩やメッセージが注目を集め、当初は匿名で活動していた。

著名人の誕生日や訃報、社会的トピックに合わせて、心に響く言葉を即興でつづるそのスタイルは、ロンドン市民にとって日常の癒しとなっている。彼らの詩は、メンタルヘルスや多様性、希望といったテーマを扱うことも多く、単なる「案内表示」を超えて社会的なメッセージを発信している。

nstagramのフォロワー数90万人超。2020年には書籍『All On The Board: Inspirational Quotes from the TFL Underground Duo』も出版し、ベストセラー入りを果たした。

All On The Boardによる追悼ボードの日本語訳

オジー・オズボーン安らかに
あなたは永遠に――
世界中から愛された
“ロックンロールの反逆者(Rock ’n’ Roll Rebel)”として記憶されるでしょう。

いまの“ミスター・クロウリー(Mr. Crowley)”
“パラノイド(Pranoid)”じゃない
彼もあなたのために涙を流している

人生も音楽も“移り変わる(Changes)”けれど、
あなたへの愛は、これからもずっと変わらない。

「ママ」は知ってるよ、
あなたが“天国(Paradise)”に帰っていることを。(🎵「Mama, I’m Coming Home」より)

そこは、“夢見る者(Dreamer)”が夢を見て、
雨は降らない場所なんだ。

あなたはただ“クレイジー・トレイン(Crazy Train)”に
乗っていただけじゃない。
“運転”もしていたんだ。

オジー、愛してるよ。

@allontheboard

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Source: HuffPost