07.20
ジョニー・デップは、絵も描く。最近公開された作品がこれだ。価格は?
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多才な俳優ジョニー・デップさんが手掛けた作品が、新たに公開されました。
未公開の自画像と娘リリー・ローズさんへのオマージュとして描いたバラの絵画の2点です。
公開したのは、英でアートギャラリーを展開する「キャッスル・ファイン・アート」。
”光を取り入れる”というニュアンスの「Let the Light In」というコレクション名がついており、ギャラリーは「2000年代初頭の、デップの人生における自由と芸術的な内省という、胸を締め付ける時代を表しています」と解説します。
「Let the Light In」コレクション、どんな絵画?
絵が描かれた時代は、デップさんのかつてのパートナーであるヴァネッサ・パラディさんとの交際の初期、そして二人の子供であるジャックさんとリリー・ローズさんの成長期にあたります。
ギャラリーによると、2つの作品はセットで1つの世界を構成。静かに対話するように、一方は内省し、もう一方は外を見つめ、光に照らされた私生活の輪郭を描き出しています。
「Add the Light」
コレクション1つ目の自画像は、「Add the Light」という未発表作品です。
光を加えるという意味にも、明るさを増すという意味にも受け取れます。
Euro Newsによると、この作品は、デップさんが仲間のアーティストから受けたアドバイスにインスピレーションを得て描いたもの。
アドバイスの内容は、「そこにあるものを描けばいい、光を描くんだ。そうすれば、他のすべてが消え去った時に、光だけが残るんだ」というものでした。
ギャラリーは作品について、「よりパーソナルな自己表現を促しながらも、曇りガラスの奥にはある程度のプライバシーが保たれています」と説明。
さらに、デップさんのコメントを次のように紹介しています。
「この作品は、まさに私が当時経験していたことを表現しています。まさにそこに、今ここに、ただそこに。」
「A Rose Is a Rose Is a Rose」
2つ目の作品は、赤いバラが特徴的な「A Rose Is a Rose Is a Rose」という作品。
直訳すると、「バラはバラはバラ」となりますが、これは、アメリカの作家ガートルード・スタインさんによる有名なフレーズ「Rose is a rose is a rose is a rose.」からインスピレーションを得たのかもしれません。
スタインさんのフレーズには「バラはそのままバラであり、それ以上でもそれ以下でもない。本質は変わらない」といった哲学的な意味や、シンプルな存在そのものの美しさへの賛美が込められています。
ギャラリーは、この作品について、デップさんの、リリーさんへの愛を体現した作品と説明します。「彼女へのあらゆる感情をこの唯一無二の詩的なビジョンに凝縮しています。そして、その想いを紙の上でしっかりと守り続けています」
さらに、作品には次のように、デップさんのコメントが添えられています。
「リリー・ローズがまだ子供だった頃、私は毎年バレンタインデーに彼女にバラの絵を描いていました。
母の日にはヴァネッサにもバラの絵を描いていました。
それがどこへ向かうのか、本当に予測できないんです。すべては偶然なんです。」
それぞれの価格は?
ギャラリーサイトはそれぞれの作品について、ファインアートプリントとして、現在の価格を次のように表示しています。
– 「Let the Light In」 額入りセット価格:(99万9200円)
-「Add the Light」(54万900円)
– 「A Rose Is a Rose Is a Rose」(54万900円)
作品はそれぞれ195点ずつ。今後は値上げが予定されています。
Source: HuffPost




