11.05
【韓国】『軍国主義復活』の日本
┃戦犯国の反省なく、再び軍隊創設の軍火、北東アジア情勢の脅威・・・機敏な対処が必要
▲ キム・ヂェヒョン(軍浦高等学校)
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日本と韓国は過去5千年(半万年)の歴史の中で時には敵に、時には友軍として互いに様々な影響をやりとりしながら過ごしてきた。最近では民主主義と資本主義という同じ価値を共有する同盟国として、今後も北東アジアと世界の未来を共に作って行くべき重要なパートナーだ。だがしかし最近の日本の歩みを見れば、前述した日本の重要性にもウリたちは日本を警戒すべき必要がある。
時に西暦1955年、日本自由党と民主党の合同によって結成された日本自由民主党は去る55年間、日本の政権与党だった。自由民主党は国粋主義と極右史観を持った政党で、第二次世界大戦以降、現在の日本の姿を描き出した張本人とも言える。このような右翼志向の政権与党の影響なのか、日本の国家的情緒と対戦略はますます右傾化していて、最近では憲法改正まで試みて自衛隊を正式軍に昇格させようとしている。台頭する中国を牽制するため、米国もこれを不快に思っていない様子だ。ウリナラ(我が国)の立場としては、たとえ今は同盟国であっても第二次世界大戦の戦犯国であり、過去に韓国を蹂躙した日本が再び軍隊を創設するという消息は不快にならざるを得ない。
仮に日本が軍隊を創設したらどうなるにか? まず、自衛隊では今まで持てなかった武器、弾道ミサイルや巡航ミサイルを保有できるようになる。また、海兵隊を公式的に保有できるようになり、兵器輸出禁止の原則が廃止され、新たな兵器の開発に膨大な弾みがつくものと見られる。最後に最も脅威的な点は、GDPで国防費として使用できる予算の割合が増加するということだ。
日本は世界3位の経済大国で、莫大な予算を基にした巨大規模の軍隊を育成できる能力を持っている。 このような日本の動きを十分に統制することができなかった場合、遠からず韓国は世界の原子炉である東北アジアで声一つ十分に出すことができず、過去の朝鮮のように強大国に振り回される危険がある。日本が軍隊を創設するとしても、これは韓国ではなく中国を狙った軍隊の創設と言う人もいるが、かといって黙って見守るのは韓国ができる正しい対処ではない。東北アジアで韓国は日本の強大になった軍事力によって見えない圧力を受けるようになり、さらには世界で韓国の影響力が減る危険が存在する。このような理由でウリたちは日本の軍隊創設を積極的に阻止し、常に注意深く警戒しなければならない。
日本を注意すべき点は、自衛隊の国防軍転換だけではない。最近の日本国内でハゲしくなっている嫌韓感情も、日本国内で警戒すべき現象の一つにだ。バブル経済以降、転落する日本の経済成長率や福島の原子力発電所事故など、相次ぐ政策の失敗で国民支持率の下落を懸念した自民党は、全ての内部の不満を払拭できる一種の政治的チート技として外部の敵を作った。これまではその対象が北韓(北朝鮮)だったのだが、強制徴用判決問題以降は大韓民国になった。これは想像よりもさらに深刻な問題だが、一例として現在の日本極右の思想的基盤となっている本、『嫌韓流』という日本で合計100万部という莫大な数が販売されて人々の間に広がり、大韓民国の代表的な反民族有識者であるイ・ナギョンとイ・ヨンフンが書いた『反日種族主義』は日本でも問題になり、インターネット書店の販売図書1位を占めて大きな反響を受けた。
いまだにウリナラと日本は民主主義と資本主義という同じ価値を共有していて、米国という超大国の最も重要な同盟国という共通点がある。だがしかし、このような雰囲気がいつまでも続くかは誰も分からない。今の現実に安住して日本が何をしても黙って見ているだけなら、このような現象が最終的には国家に巨大な脅威と近付くことになる。このためにウリたちは日本という国家の過去の軍国主義時代への復活への試みを常に警戒し、機敏に対応しなければならないと思う。
キム・ヂェヒョン(軍浦高等学校)
ソース:京畿日報(韓国語)
http://www.kyeonggi.com/news/articleView.html?idxno=2387663
Source:脱亜論
【韓国】『軍国主義復活』の日本