07.18
誰も予想しなかった場所から約6750万年前の恐竜の化石が発見される。デンバー自然科学博物館の駐車場下で
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米・コロラド州のデンバー自然科学博物館の駐車場地下から、約6750万年前の恐竜の化石が発見された。CBS Newsによると、これは、同館の地熱エネルギーに関する調査中に偶然見つかったもので、デンバー市内で発見された化石としては最も古く、最も深い位置からの出土となる。
発見のきっかけは、2025年1月に実施された地熱エネルギーへの移行に関する掘削調査だった。博物館では、天然ガスに代わる再生可能エネルギーとして地熱利用の可能性を検討しており、その調査の一環で地質サンプルの採取も行われていた。
発見されたのは地表から約230メートルの地点で、草食恐竜の椎骨と考えられている。化石の形状から、カモノハシ恐竜、またはテスケロサウルスである可能性が高く、同博物館の地質学キュレーターであるジェームズ・ハガドーン氏は「これは大量絶滅直前の時代のものであり、現代のデンバーの下にかつて存在した生態系を知る非常に貴重な手がかり」と述べている。
また、同じくキュレーターのパトリック・オコナー氏は、「この恐竜は、当時湿地帯のような環境に生息していたと考えられ、同じ穴からは化石化した植物も見つかっている」と補足した。
The Guardianによると、この発見は非常にまれであり、5センチほどの小さな掘削口の穴から恐竜の骨に当たる可能性は「月からホールインワンを決めるようなもの」「ウィリー・ウォンカの工場を当てるようなもの」と、ハガドーン氏は表現する。
AP通信によると、実際に同様の調査で恐竜の化石が見つかった事例は世界でも過去に2件のみであり、恐竜博物館の敷地内での発見は前例がないという。
現在この化石は、同館の展示「Discovering Teen Rex(ティーン・レックスの発見)」で一般公開されている。だが、ハガドーン氏は駐車場の下をさらに掘り進める計画はない。
「残りの骨を掘り出すために、駐車場に233メートルの穴を掘れたら最高ですが……正直、駐車場は必要なんです」
Source: HuffPost




