「おもちゃじゃないよ！生きてるよ！」想像できない姿に変身する生き物の正体は？

2025
07.16

【あわせて読みたい】ハシビロコウのあくび、表情が「怖っわ」「ミームになりそう」衝撃的

米テキサス州にあるサンアントニオ動物園が7月14日、おもちゃのような動きをする生き物の姿を公式SNSに投稿しました。

一瞬で私たちを魅了するので、まずとにかく見て。

Any heavy metal bands looking for a vocalist? pic.twitter.com/JrM8eD7e6d

— San Antonio Zoo 🦍 (@SanAntonioZoo) July 14, 2025

正体は「ヤシオウム」

この生き物は「ヤシオウム」。

オーストラリアなどに生息し、絶滅が危惧されているオウムの一種で、鳥類の世界では「リンゴ・スター」として知られています。

…。

ちょっと待ってください。

サンアントニオ動物園は冒頭の投稿に、「ボーカリストを募集しているメタルバンドはいますか？」と書いています。

動画に映っているのも、独特な鳴き声のヤシオウムですよね。

なのになぜ、「ビートルズ」のドラマーの名前で知られるのでしょう？

※ちなみにこの人がリンゴ・スターです↓

リンゴ・スターの画像:1964: Drummer Ringo Starr of the rock and roll band “The Beatles” performs onstage in 1964. (Photo by Michael Ochs Archives/Getty Images)

実はヤシオウムは、人間以外で唯一、音を出すための道具を作る動物なんです。

折った小枝などを木に打ちつけて音を鳴らし、独特のリズムを刻む習性があります。その様子から、ビートを刻むドラマーに例えられているんですね。

【動画】リンゴ・スターのよう？ヤシオウムが道具を木に打ち付ける「ドラミング」の様子

可愛らしいヤシオウムの雛ですが、実は成長すると、大きいモヒカンが特徴的な凛々しい姿になります。

サンアントニオ動物園はサンアントニオ動物園は2017年からヤシオウムの繁殖に取り組んでおり、鳥たちが成長する様子を何度も投稿してきました。

生まれたて頃のピンク色は、生後150日ほどすると、真っ黒になります。

【画像】凛々しく成長したヤシオウムの姿。その成長までの様子をみる

園は「種の保存プログラムに参加することで、未来の確保に貢献しています」と話してしています。

Source: HuffPost