2025
07.14

獣医学生、キャリアに関する不安とは?ロイヤルカナンが課題解決に向けたキャリア支援セミナーを実施

国際ニュースまとめ

学生の就職活動に欠かせないことの1つが、企業訪問やセミナーを通じた、働き手の「生の声」を聞くことだ。

しかし、一部の専門領域においてはそうした機会が不足しており、就職活動や志望先選択において大きな課題となっている。獣医学も該当領域の1つだ。

そうした現状を受けて、栄養学に基づいて犬と猫の健康を実現する企業として、プレミアムペットフードや食事療法食を展開する「ロイヤルカナンジャポン」は2025年5月~6月、獣医学生のキャリアサポートを目指すセミナー「キャリアユニバーシティ ~先輩に聞く卒業後の多様なキャリア~」を開催。獣医師の多様なキャリアを紹介し、卒業後のキャリア形成に関する学生の悩みに寄り添った。

獣医学生のキャリア選択、離職リスクを高めている課題とは?

2020年から毎年開催されている「キャリアユニバーシティ」では、獣医師として多方面で活躍する先輩を講師に迎え、獣医学生が不安なく卒業後のキャリアを選択できるよう、各職域の魅力と実情を学べる貴重な機会を提供してきた。

獣医学生の志望進路の変化獣医学生の志望進路の変化

獣医学部への入学を志望する学生の多くは、いわゆる「動物のお医者さん」を志している割合が多いが、2010年代以降、学年が進むにつれて少しずつ志望分野が変化していく傾向があるという。

獣医師資格を生かせる就職先は多岐にわたるが、在学中の獣医学生においては、各職域の具体的な職務内容や働き方が見えにくい状況が課題となっている。また、多くの学生が進路を検討・決定する4年生~5年生時は、卒業・獣医師免許取得に向けて学業がさらに忙しくなる時期でもあり、充分な情報収集や自己分析の時間が確保されにくい現状もある。

獣医学生にとって、在学中の限られた時間での進路選択は、就職後のミスマッチや早期離職につながるリスクがあり、計画的なキャリア支援が必要だという。

95%が「満足した」と回答

同社が獣医科大学と連携して開催している「キャリアユニバーシティ」では、これまでに獣医科大学から合計約1410人の獣医学生が参加した。

今年の「キャリアユニバーシティ」では、10人の外部講師が参加。2025年は岡山理科大学、北里大学、鹿児島大学の3大学へ訪問し、臨床家、公務員、民間企業勤務者、国際協力機構等といった様々な職域の働き手が講師を務めた。3大学合計で約280人の獣医学生が参加し、いずれの開催校でも獣医学生の関心の高さがうかがえたという。

岡山理科大学で行った参加学生アンケートでは、セミナーについて「とても満足した」「ある程度満足した」という回答の合計が95%を占め、また「とても役に立った」「ある程度役に立った」という回答の合計も92%を占めたといい、ニーズの高さがうかがえる結果となった。

北里大学の岡野昇三さんは「県内外から多様な職種の講師のお力をお借りし、リアルな現場のお話を聞くことができたことは、学生たちが今後の進路を考える上で大きな参考になったと思います。またセミナー後には各講師の方々との対話の時間も設けたことで、大変貴重な体験になりました」とコメント。

企業と学術機関が横のつながりを持って、学生のキャリア選択を支援をする試みは、今後も加速していきそうだ。

…クリックして全文を読む

Source: HuffPost