07.13
誰かの「意味深」な投稿に不安を感じた時、あなたができることとやってはいけないこと
イメージ画像歌手のジャスティン・ビーバーさんはこのところ、相次いで「意味深」な内容をSNSに投稿し、いつも以上に注目を浴びている。
6月半ばには自身のメンタルヘルスの葛藤についてInstagramに投稿し、トラウマや怒りのコントロール問題について友人に当たり散らす個人的な会話のテキストメッセージのスクリーンショットを公開した。
ある投稿では、「みんな僕に癒されろって言う。自分でそれができるなら、とっくに癒されてると思わない?自分が壊れてるのは分かってる」と綴った。
ソーシャルメディアを使って感情的な痛みを表現したり処理したりしているのはビーバーさんだけではない。歌手のブリトニー・スピアズさんやセレーナ・ゴメスさんなどの有名人、あるいは家族や友人が同様のことをしているのを目にしたことがあるかもしれない。
人がソーシャルメディア上で感情的になるのを見ることは珍しいことではないのだ。
家族であれ有名人であれ、誰かが「意味深」で不可解なメッセージを投稿したとき、自分は何ができるのか?
ハフポストUS版は2人の心理学者に、このような状況で私たちが取るべき最善の対応を聞いた。
誰かが精神的苦痛を感じているサインを知る
シールズ・サイコロジー&コンサルティングの臨床健康心理士ジェニー・シールズ氏は、人は感情的に限界になると、脳の感情調節を行う扁桃体が非常に活性化し、強烈な感情が溢れ出すという。同時に、ストレスは、衝動制御と意思決定を行う前頭前皮質の機能を低下させる。
「深く傷ついたり、恐怖を感じたり、制御不能になったとき、このアンバランスにより衝動的な投稿をしやすくするのです」
彼らにとってソーシャルメディアは、話を聞いてもらったり、気持ちを吐き出したり、激しい感情を解放したりできる唯一の場なのかもしれない。
オンラインセラピーを提供する心理学者のジャニーン・オーブライアン氏は、「誰かが苦しんでいる時、ソーシャルメディアが制御できない感情のやり場となる」
それがどうネットに現れるのだろうか。次々と投稿したり、ビーバーさんがスクリーンショットを公開したように、人との個人的な会話を共有したりするかもしれない。時には、長く強いメッセージやプライベートの深い体験を公表したりする人もいる。オーブライアン氏は、「すぐにわかるだろう」「もう無理」など、漠然とした、あるいは人を不安にさせるような投稿をする人もいるという。
こうした書き込みは、その人が過剰にシェアしすぎ、あるいは演技をしているように見えるかもしれないが、実際には自分を落ち着かせようとしているのだという。
「他に安全な選択肢がない中で、感情をコントロールしようとしているんです」とシールズ氏は話す。
有名人の投稿に不安を感じたら、どうすれば良いのか
セレブなどがネット上で不可解な行動や投稿をしているのを見たら、キラキラした写真や何百万人ものフォロワーの裏には、精神的に苦しんでいる生身の人間がいることを覚えておくことが重要だ。
「彼らも私たちと同じように、感情的、神経学的な反応を経験するのです」とシールズ氏は説明する。実際、彼らの知名度やそれに伴うプレッシャーは、苦悩を強める可能性がある。
「科学は、常に監視されたり批判されたりすることで、脳の社会的脅威経路が活性化され、感情的反応が高まり、苦悩に対してより脆弱になると示しています」とシールド氏は話し、1つ投稿するだけでも大きなリスクがあるように感じられるかもしれないと説明した。
そうした状況で、私たちはどうすることが最善なのか?オーブライアン氏は、もし気になったら、圧力をかけたりミームを作ったり、病気を推測したりするのは避け、思いやりと共感を示すことが大切だと言う。
もしコメントしたいのであれば、「心の平和を願っています」「大丈夫でありますように」などのシンプルなメッセージを添えることで、支援の気持ちを送り、彼らが感じているかもしれない羞恥心を和らげることができるかもしれない。
コメントもする必要はなく、「関わらないことが最も尊重を示すこともあります」とオーブライアン氏は話す。
知っている誰かがネット上で苦悩を示唆していたら
友人や同僚、家族など、自分が個人的に知っている人がネット上で気になる投稿をしていた場合、どうするべきだろうか。人を心配させるようなスクリーンショットを次々と投稿するのを見ると、混乱や不安、あるいは苛つきを感じることがある。それは、他の人の行動が、あなた自身のストレス反応を活性化させることがあるからだとシールズ氏は言う。
繰り返しになるが、思いやりを持って接することが重要だ。
もし連絡を取りたい場合は、個人的に直接連絡をとること。「投稿見たよ。話したいなら、いつでも聞くよ」といった簡単なメッセージだけでも、相手の感情的な安全を再建できる。
オーブライアン氏は、相手の行動を分析したり、友人と噂話をしたりしないようアドバイスする。それが相手の耳に入り、羞恥心や批判、孤立感を悪化させる可能性があるからだ。それに、ソーシャルメディアは、その人が経験していることの一部分しか見せない。「メンタルヘルスの専門家でさえ、投稿の内容だけで、その人の精神状態を診断したり、完全に理解することはできません」と続けた。
相手の安全が心配なら、家族や友人など、信頼できる親しい人に個人的に相談しよう。「〇〇の投稿を見て、連絡をとってるか確認したかったんだ」などのメッセージは、あまり大ごとにせず安否確認を行うことができるという。
あなたの目的は、相手に安心感を与え、安定した存在になること。「迷ったら、これが友人やきょうだい、昔の自分など、大事な人だったら、どう接して欲しいか?と自問して欲しい」
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。
Source: HuffPost




