07.13
野生のシャチが「人間に食べ物を差し出す」驚きの行動が観察される。研究団体「交流しようとする社会的表現」
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世界中の海で観察されている不思議な現象が、科学者たちの注目を集めている。最強の海洋捕食者とも言われるシャチが、人間に獲物を“プレゼント”する行動を繰り返しているのだ。カナダの海洋研究団体「Bay Cetology」や国際的な研究者たちの観察によって、この驚くべき行動の数々が明らかになってきた。
Bay CetologyがFacebookに投稿した写真には、シャチが水中で獲物のようなものをくわえていたり、シャチとカメラ(人間)との間に、獲物のようなものが浮かんでいたりする様子が写っている。
Facebook投稿によると、Bay Cetologyは学術誌に発表した研究で、世界4つの海域で記録された、シャチが人間に得たばかりの獲物や海藻などを差し出す30以上の事例を紹介。差し出したのは魚類、哺乳類、鳥類、無脊椎動物、さらには爬虫類や海藻まで18種におよび、すべてのケースで「人間の反応を待ってから、獲物を回収したり放棄したりしていた」という。
研究チームは「文化的に学習された行動の一部であり、他種との交流を試みる社会的な表現」と位置づけている。何かを分け与える行為は「自然科学ではなく、交流や畏敬と敬意にあふれた共存関係だ」と指摘している。
Bay Cetology代表のジャレッド・タワーズさんは、若いメスのシャチが「カメラに向かって接近し、口を開けて死んだ海鳥を吐き出した」とCNNに説明。動きを止めて、タワーズさんの反応を伺っている様子で、しばらくして再びその鳥を飲み込んだという。
また別のケースでは、シャチがアザラシの赤ちゃんの死骸をタワーズさんのボートのすぐそばに落としたという。
タワーズさんはこうした行動について「ひとつ理由を提唱するのは簡単ではない」と断りつつ、「主な直接の要因として考えられるのは、シャチたちが探求し、我々のことを知るための方法としてそのような行動をしているということだ」と述べた。
Source: HuffPost




