2025
07.09

「見ていて泣いた」陸上の日本選手権、ある決勝レースの後に待っていた“仲間の輪”に感動の声

国際ニュースまとめ

寺田明日香さん(2023年)寺田明日香さん(2023年)

国立競技場で開催された陸上の日本選手権最終日となった7月6日、女子100mハードル決勝で、寺田明日香選手(ジャパンクリエイト)が、現役最後の同選手権に挑みました。

結果は13秒09で6位。表彰台には届きませんでしたが、レース後に起きた出来事が、多くの人の心を惹きつけています。

電光掲示板に示される順位が二転三転し、確定順位がなかなか出ない中、選手たちは自然とトラックの中央に集まり、輪になるように座り込んで談笑を始めました。その中心にいたのが、寺田さんでした。結果が表示されたあと、選手たちは笑顔で手をつなぎ、肩を寄せ合い、寺田さんをセンターに集合写真を撮影。その写真は日本陸上競技連盟の公式X(@jaaf_official)でも公開され、「最後の日本選手権だった寺田明日香選手を囲んで、全員で集合写真を撮りました」と紹介されました。

【画像】レース後、ファイナリストたちが自然と集まり“輪”になった瞬間がこれだ

SNSには、「レースが終わればみんな仲間ってことだね」「見ていて泣いた」「この輪に、スポーツの素晴らしさが詰まってる」と、称賛と感動の声が集まっています。

寺田さんは2008年に日本選手権初優勝、2013年に引退。その後は出産やラグビー転向を経て、2019年に陸上に復帰。復帰後は21年・23年に日本選手権を制し、21年には日本人初の12秒台(12.98)をマーク。女子100mハードルのレベルを大きく押し上げました。

「この種目が育っていく瞬間を見られて、よかったです」「順位や記録がある中で、まず自分のところに来てくれたのが嬉しかった」

月陸Onlineによると、レース後にそう語った寺田さん。まわりには、ライバルであり、仲間でもある選手たちが集まりました。レース後の数分間に選手たちの間で交わされた眼差しや言葉、そして手をつなぎ並んだ1枚の写真は、スポーツの素晴らしさが伝わるものでした。

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Source: HuffPost