2025
07.04

野生のマーモットが“ヒッチハイク”。米デンバー動物園までの3時間、こっそり車に乗り込んでいた

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アメリカ・コロラド州のデンバー動物園に向かう車両に思いがけない“乗客”がいたことが話題になっている。

動物園のフィールド保全チームが活動を終えて動物園に戻る際、野生のマーモットがトラックのホイールウェル(タイヤ周辺の空間)に入り込み、約3時間の道のりを無傷で移動していたのだ。 

【画像】マーモットが発見されてから再び自然へ帰るまで

この驚きの出来事は、デンバー動物園保全アライアンスが6月20日にFacebookで明かしたもの。投稿によると、マーモットは山間部にあるミンターンという小さな町でトラックに紛れ込んだとみられる。

動物園に到着した後、施設の動物ケアの担当者や獣医らが健康状態を確認。幸いにもマーモットにけがや異常はみられず、翌日にはミンターンまで安全に送り届けられた。

動物園は「解放すると、彼は近くの岩場に走っていき、しばらく私たちをじっと見つめた後、鳴き声をあげながら野生へと戻っていきました」と伝えている。

動物園は、この出来事を踏まえて「この夏、登山口や山間部から出発する前には、車両のホイールウェルや車体下部をチェックしてください。誰かがこっそり便乗しているかもしれません!」と注意喚起している。

アメリカ国立公園局の公式サイトによると、マーモットはリス科の動物。ロッキー山脈などの山岳地帯に生息し、体長は最大60cm、体重は約5kg、赤茶色の毛と黄色い腹部が特徴的だ。

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Source: HuffPost