07.04
アルバムのヌード写真に賛否両論。子宮内避妊具が写るレントゲンも。ロード『Virgin』のアートワークが話題
イギリスの音楽フェス、グラストンベリー・フェスティバルでパフォーマンスをする歌手のロード(2025年6月27日)ニュージーランド出身の歌手ロードが6月、約4年ぶりとなるアルバム『Virgin(ヴァージン)』をリリースした。作品が話題になる中で議論を呼んでいるのが、このアルバムのアートワークだ。
ロードの公式サイトでは、『Virgin』のレコード盤は未成年者にふさわしくないことを伝える「ペアレンタル・アドバイザリー」の警告が表示され、「成人向け画像」と紹介されている。
レコード盤に付属する8ページのブックレットには、シースルーのパンツを履いたロードの股間をアップで写したヌード写真が掲載されている。
ロードの代理人は、写真はロード本人だとエンターテインメント・ウィークリーに語っている。
【画像】ロードの新アルバム『Virgin』のレコード盤に同封されているヌード写真
(驚くことではないかもしれないが)写真は賛否両論を巻き起こしている。
Xには、「最初に目に飛び込んでくるのがロードの女性器!?」「楽器を演奏しているのでもなければ、見る必要ないと思う」などの否定的な声が投稿されている。
その一方で、「みんなここから生まれてきたんだよ。世界で一番自然なことじゃない。これがなければ、みんな存在していなかったんだから」など肯定的な意見もある。
また、写真をマドンナの1992年のアルバム「エロティカ」と比べて、「これが今話題になってるロードの新しいアルバムジャケット? 写真きれいだし、レコード盤のパッケージ全体も素晴らしい。正直、ほとんど見えてない。そんなに議論するほどのこと?90年代のマドンナだったら全員黙らせてる」という声もある。
ロードは2021年のアルバム『ソーラー・パワー』も、ビーチの光の中で自分のお尻が見えるカバー写真が話題になった。
最新アルバム『Virgin』のカバーには、ロード自身の骨盤のレントゲン写真が使われており、子宮内避妊具(IUD)も写っている。
ロードはこのカバー写真について、ローリング・ストーンズの1971年のアルバム『スティッキー・フィンガーズ』へのオマージュだとオーストラリアABCのインタビューで話している。
『スティッキー・フィンガーズ』はマドンナの1989年のアルバム『ライク・ア・プレイヤー』のカバーにも影響を与えたと考えられている作品だ。
ロードは「あの感じを女性の身体で表現したら面白いと思ったんです。そのイメージに、少し怖さも感じましたが」とABCで語っている。「でもアートって、時にはそういう感情を持つべきものだと思うんです」
ヌード写真に賛否両論はあるものの、『Virgin』は高い評価を受けている。ローリングストーンはこの作品を「ロードが、これまでで一番自分の内面と向き合ったアルバム」と評している。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。
Source: HuffPost




