2025
06.27

フランス領海で16世紀の沈没船が発見される。「まるで時間が止まった」奇跡の保存状態

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2025年3月4日、フランス海軍がフランス南東部・ラマチュエル沖で実施していた深海探査中、海底に沈む沈没船を発見。

これを受け、文化省・水中考古学研究所「DRASSM」と連携し、この新たな海洋文化財の調査を開始。発見された沈没船は、全長約30メートルの16世紀の貿易船とみられる。

【画像】奇跡の保存状態…!発見された宝の数々

この船は「Camarat 4(カマラ4)」と命名され、水深約2.5キロメートルの海底に沈んでいたことが判明。これはフランス領海で過去最深の沈没船発見となり、CBS Newsによると、これまで最深とされていた1968年の潜水艦「ラ・ミネルヴ」(水深約2.3キロメートル)を上回った。

この沈没船には、イタリア北西部リグーリア地方で作られたとみられる陶器の水差しや皿、金属棒などを多数積載していたとされる。水差しの一部には、「IHS」(イエス・キリストのギリシャ語名の頭文字)や植物模様、幾何学模様が施されていた。

スミソニアンマガジンによると、考古学者らは200点以上の水差し、約100枚の皿、大鍋2つ、錨、6門の大砲などを確認しており、「船が戦闘で損傷した形跡はなく、沈没原因は不明。船体が転覆した可能性はあるが、詳細は今後の調査次第」としている。

今回の発見について、文化省水中考古学研究所の考古学者、マリーヌ・サダニア氏は「まるで時間が止まったかのような保存状態。略奪や劣化も免れており、真のタイムカプセルだ」とLe Mondeに語っている。

一方で、空のヨーグルト容器、ビール缶、ペットボトル、漁網など、現代のゴミも多く見つかった。同省のアルノー・ショマス氏は「この発見の感動のすぐ後に、こうしたゴミを見つける悲しさがある。海はゴミ捨て場ではない」と訴えた。

今後2年間で、研究チームは沈没船の3Dデジタルモデルを作成し、分析を行う予定だ。調査には陶磁器専門家、船舶設計の研究者、歴史家、地質学者らも参加し、沈没原因や積荷の詳細、当時の貿易ルートなどを解明していく。

「Camarat 4」は、16世紀の貿易船がほぼ完全な形で残された稀有な例であり、考古学・海洋学・歴史研究においてかなり希少な機会となるだろう。  

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Source: HuffPost