2025
06.26

あなたの子どもはこの高さまでよじ登れる。窓やベランダから転落死、134件の事故を分析した結果は

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Japanese kid at homeJapanese kid at home

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消費者庁の消費者安全調査委員会は6月24日、窓やベランダから子どもが転落する事故についてまとめた調査報告書を公表した

同種事故を巡っては、行政などから危険性や対策が継続的に発表されているが、今でも死亡事故が発生し続けている。

調査は、事故の発生原因や被害の原因を究明する目的で行われた。

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保護者が在宅でも死亡事故が発生

報告書によると、6歳未満の子どもが住宅の窓やベランダから転落して死亡する事故は、1993年から2024年までの32年間で134件発生した。

転落した場所の内訳は、ベランダが92件、窓が42件。ベランダは3歳の事故が 最も多く、92 件中41件を占めた。窓で最も多かったのは1歳で、42 件中12件だった。

事故が発生した時の保護者の在宅状況は、在宅が65件、不在(家族の送迎やごみ出しなど)が55件だった。実際に起きた事故の事例は次の通りだ。

(窓から転落)

①「2階建て住宅の2階の窓から女児(0)が転落。事故当時、窓が30センチほど開放されており、女児は大人用ベッドを足掛かりに窓枠をよじ登り、転落したと推定される」

②「男児(1)がマンション3階の自宅窓から転落。転落前に「窓枠をつかんで体を乗り出していた」という通行人の目撃証言があった。窓の下には高さ約30センチのテーブルがあり、上に乗れば窓に手が届く状態だった」

③「共同住宅4階の窓から男児(2)が転落。床から窓枠までの高さは82センチあったが、こたつの天板を踏み台にして窓を開錠し、窓外部の転落防止柵を足掛かりに柵を乗り越えたものと推測される」

(ベランダから転落)

①「男児(2)が3階の自宅ベランダから転落。ベランダに水槽などが置かれており、これらをよじ登ってフェンス(高さ約120センチ)を乗り越えたとみられる」

②「マンション12階のバルコニーから男児(4)が転落した。室外機に上って転落したものと推定される」

③「マンション前の駐車場に12階に住む女児(3)が倒れていた。ベランダの柵の高さは約120センチだったが、リビングにあった高さ約60センチのキャスター付きの台が柵の近くに移動していた」

垂直到達距離垂直到達距離

限界を試す行動特性

消費者安全調査委員会によると、子どもは頭部が大きく、重心が高いことから、頭部から転落する可能性が高い。

危険を理解する判断力が欠如していることから、大人には予測できないような「限界を試す行動」を取ることがあるという。

また、子どもの身長と垂直到達距離の関係を調べたところ、身長82.1センチの男児(1年6〜12月未満)の場合、垂直到達距離は96.3センチに達した。身長104センチの女児(4年6〜12月未満)では、131.2センチに届いた。

手がかりのない状態でよじ登る能力は、0歳11ヶ月で36.0センチ、2歳11ヶ月で 59.6センチ、4歳11ヶ月で83.2などだった。

高さ110センチのベランダの手すりをよじ登ることができた割合は、2歳児は0%、4歳児は71.4%、6歳児は85.7%に上った。

同委員会は、保護者の在宅時にも事故が発生しており、日常生活の中で子どもの行動を常に監視し続けることは困難であることから、「ハード面の整備が必要である」と分析。

窓を容易に解錠できないようにする製品を設置することや、ベランダの手すりをよじ登ることができないようにすることなどを挙げた。

このほか、「子どもは予測不可能な行動や急速な成長を見せる一方で、保護者は仕事や家事を同時にしているため、子どもを見守る注意には自ずと限界がある」とし、「転落防止対策は、行政機関や住宅関連事業者も一体に取り組む強い意思が求められるべき」と指摘した。

ベランダの手すりをよじ登る能力ベランダの手すりをよじ登る能力

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Source: HuffPost