06.24
80歳の運転手が大暴走、「ローマの休日」ロケ地で。午前4時に何が起きた?
2025年6月17日午前4時頃、映画『ローマの休日』のロケ地にもなった、イタリアの有名な観光名所「スペイン階段」で、80歳の男性が車を運転して階段を降り、途中で立ち往生するという異例の事件が発生した。車両は消防隊によってクレーンで撤去された。
男性にケガはなかったものの、念のため病院に搬送され、薬物・アルコール検査はいずれも陰性だったとローマ市警が発表。
観光客でにぎわう普段のイタリア・ローマのスペイン階段名前は公表されていないが、免許証は有効で、80歳以上のドライバーに義務付けられている2年ごとの更新と健康診断も受けていたとみられている。
CNNによると、運転手は「仕事に向かう途中で道を間違えた」と説明しており、「間違っていた」と自らの行動を認めたという。
この様子をホテルの窓から目撃したソワド・ムジブラさんは、「映画の撮影かと思ったが、誰もいなかったので違うと気づいた」とし、「歴史ある場所がこんなことで壊されてはいけない」とThe New York Timesに語っている。映像には、車がゆっくりと階段を降りる様子が映されていた。
その後、消防隊がクレーンを使って車両を階段から撤去。ローマ消防隊がSNSに投稿した写真には、スペイン階段を誤って走行したメルセデスベンツが吊り上げられている様子が写っている。
車両には損傷が見られたものの、それが今回の事故によるものかは不明。現在、スペイン階段は閉鎖中で、ローマの文化財に関わる事件では通常、考古学者が構造への被害を調査し、文化省が警察へ報告を行う。
CNNによると、スペイン階段では過去にも同様の事故が起きている。
2022年には、サウジアラビア人の男性がマセラティで階段を走行し、段差を破損。文化財損壊の罪で起訴された。また同年、アメリカ人観光客2人が電動キックボードで階段を損傷し、罰金およびローマ中心部への一時立ち入り禁止処分を受けている。
スペイン階段は18世紀に建設され、映画『ローマの休日』(1953年)などにも登場する名所。2015年には総額150万ユーロ(約1.7億円)をかけた修復が完了している。その名は、近隣のバチカン駐在スペイン大使館に由来する。
現在、当局は男性の責任の有無や、今後の処分について検討を進めている。
Source: HuffPost




