06.16
模範ではなく「自分らしい格好」を。大学生が「成人式」で訴えたなりたい自分【プライド月間】
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振袖やスーツといった服装の決まりごとから、成人式に違和感を覚えたり、参加できなかったりした人に向けた「Youth Pride 成人式」が6月15日、WITH HARAJUKU HALL(東京都渋谷区)で開催された。
会場では新成人らが、従来の成人式の「普通」にとらわれない、カジュアルスタイルなどの自分らしい格好で晴れの日を祝福。
参加者代表としてスピーチをした大学2年生の長﨑珠莉菜さんは「ありのままの自分、表現したい自分をさらけ出し、それをお互いに尊重できるような自分になっていきたい」と思いを述べた。
◆ありのままを愛するという形
イベントの様子成人式は、国内最大級のLGBTQイベント「東京プライド」 が若者向けに開催する「Youth Pride」の中で実施。「女性」の体に合うメンズスーツをオーダーメイドで販売し、これまでも成人式イベントを開いてきた「keuzes」(クーゼス)とコラボして開催した。
この日のテーマは「ありのままを愛そう」。ファッションショーも行われ、参加者らが、自分らしい格好でランウェイを練り歩いた。
スピーチをした長﨑さんは、これまでの人生で、周囲の評価や世間体を気にし、「模範」になろうとしてきたと打ち明ける。着たい服があっても、指定された服があればそれを着用し、なりたい自分を押し殺すことも多くあったという。
その模範が、LGBTQ+のみではなく、さまざまなマイノリティを抑圧する方向にはたらいていることもあり、自身も、本来の自分を押し込めてしまうことはやめられていないという。だからこそ、こう語った。
「1人でも多くの皆さんが、『ありのままの自分』『表現したい自分』を尊重し合える未来がやってくることを願っています」
Source: HuffPost




