06.13
ネコを治療した獣医師が死亡、マダニ媒介の「SFTS」に感染
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マダニが媒介する感染症、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)に感染したネコの治療にあたった三重県内の獣医師がSFTSに感染し、死亡していたことが県獣医師会への取材で分かった。
県獣医師会によると、死亡したのは県内で動物病院を開業している獣医師。4月下旬からSFTSに感染したネコを入院させて治療にあたっており、ネコは回復したが、5月初旬に獣医師は息苦しさを訴えて緊急入院。数日後に亡くなった。検査の結果、獣医師はSFTSと診断されたという。
病院の他のスタッフや飼い主に症状は出ていない。獣医師の体にはマダニに刺された痕がなかった。
ペットの体液から感染するケースも
SFTSは、マダニが媒介する、SFTSウイルスによる感染症。2013年に国内で初めて患者が確認された。厚生労働省によると、2023年のSFTS患者数は過去最高の133人。全患者の9割が60歳以上で、患者の約3割が死に至るという研究もある。
初期症状は発熱、全身倦怠感、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)で、急性胃炎やインフルエンザの症状と似ている。
主にSFTSウイルスを保有するマダニに刺されることで起きるが、SFTSウイルスに感染して発症したネコやイヌの血液、唾液、便、尿を含めた体液からは、感染性のあるウイルスが検出されており、こうした体液に直接触れた場合、感染する可能性がある。
動物がSFTSウイルスに感染した場合、多くは症状を示さないと考えられているが、ネコでは発熱・元気消失・嘔吐・黄疸などの症状が出て重症化し、約6割が死亡している。
2016年には、SFTSの症状のある野良猫を動物病院に連れて行こうとして咬まれた50代の女性が数日後にSFTSを発症し、約10日後に死亡した。
厚生労働省は、ペットが体調不良の際、飼い主はマスクや手袋などを着用し、咬まれたり舐められたりしないように注意した上で、動物病院で診てもらうよう、また、マダニ駆除剤の使用などを獣医師に相談するよう呼びかけている。
Source: HuffPost




