06.11
蛇口をひねって水を飲むオウムが話題。器用な仕草に「楽しんでいるのかも」と研究者 豪・シドニー
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オーストラリア・シドニーで、オウム科のキバタンが給水器を操作する方法を学び、その様子が科学者によって記録されました。The GuardianやNewYork Timesが報じています。
キバタンたちは、片足でハンドルを回し、もう片方の爪で水栓をつかんで水を出すことができます。研究者はこの行動が単なる水源の利用にとどまらず、挑戦的な「パズル」を解く楽しみとして行われている可能性があると指摘しています。
【動画】キバタンが給水器操作をマスター 都市生活で習得した驚きの行動
この研究は2018年、キバタンが給水器を使う様子をバーバラ・C・クランプ博士が目撃したことから始まりました。クランプ博士は当初、蛇口を閉め忘れたのかと思いましたが、ビデオ映像で、キバタンが足を使ってバネ式のハンドルを回して水を出している様子が確認されました。地元の野生生物保護当局によると、この行動は何年も前から続いているとのことです。
研究チームは、シドニー西部の保護区でキバタン24羽にタグを付け、給水器前にカメラを設置して行動を観察しました。カメラは44日間にわたって500回以上の試みを記録。タグのついた鳥の約70%が給水器を使おうと試みたことが分かりました。しかし成功率は半数に満たず、キバタンたちにとって、習得が難しい技術であることが示唆されました。この行動には複雑な動きが必要で、キバタンたちは試行錯誤を繰り返しながら学んでいると考えられます。
興味深いのは、この行動がオスとメスで差がない点だといいます。以前の研究では、ゴミ箱の蓋を開ける行動が主にオスによって行われていることが確認されていましたが、給水器の操作に関しては、性別に関係なく両方のキバタンが上手に操作できることが分かりました。このことから、給水器の操作が体力よりも繊細な運動技能を必要とすることと考察されます。
またキバタンたちは、天候に関係なく、毎日ほぼ同じ時間に給水器を利用しています。このことは、キバタンたちが給水器を定期的な水源として使っていることを示唆しています。
クランプ博士は、今後より多くのキバタンがどのような行動をするのかを研究したい、と語っています。「彼らがどんな新しいことを思いつくのか、とても楽しみです」
Source: HuffPost




