2025
06.11

「エド、空を飛ぶ」逃走したシマウマ、SNSで話題沸騰の末に空輸で無事帰還(米・テネシー)

国際ニュースまとめ

米・テネシー州で逃走していたペットのシマウマ「エド」が、1週間以上の逃亡劇を経て、ついに捕獲され、ヘリコプターで空輸されたと、UPINBCCNNが報道している。高速道路を走り抜け、森に消え、住宅地をさまよいながらも、人々の心をつかんだこのシマウマは、今や“全米のアイドル”とまで呼ばれている。

【動画】エドがヘリコプターから吊るされ運ばれる様子

ラザフォード郡保安官事務所の発表によれば、エドはテネシー州クリスティーナの牧草地で発見され、ヘリコプターによって空輸された。映像には、黒いネットに包まれ、頭だけ出した状態のエドが、空を舞いながらトレーラーへと運ばれる様子が映っている。

この救出には、テネシー州警察、野生動物資源庁、複数の保安官が協力。近隣住民の安全を確保しながら、慎重に作戦が遂行された。エドは麻酔銃で一時的に眠らされ、安全ベルトで固定されたうえで空輸され、獣医による診察も受けるという。

エドがクリスティーナに到着したのは5月30日。飼い主である夫婦がその翌日、失踪を通報し、事態が発覚した。目撃情報はSNSを通じて拡散され、住宅街を軽快に駆け抜けるエドの姿や、高速道路を走る様子が動画で投稿されると、ネットは一気に盛り上がった。ミーム化が進み、AIによるフェイク投稿も多数登場するなど、“Ed the Zebra”は一躍ネットスターとなった。

捕獲に至るまでの道のりも一筋縄ではいかず、森に逃げ込んだ後、ドローンを使って居場所の特定が進められた。6月5日に再び目撃されるまで、エドは姿を消し、保安官らを翻弄し続けた。

なお、USA Todayによると、テネシー州ではシマウマをペットとして飼うこと自体は合法で、特別な許可も不要。クラスIII動物に分類されるシマウマのほか、フェレット、チンチラ、キリン、カンガルーなども飼育が可能とされている。 

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Source: HuffPost