2025
06.06

氷河の崩壊が村を飲み込む、90%が埋没。スイス・アルプスで前例なき土砂災害

国際ニュースまとめ

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スイス・アルプスの山間部に位置するブラッテン村で5月28日、氷河の巨大な一部が崩壊し、氷・泥・岩石が一斉に谷へと流れ込んだと、BBCロイター通信が報じています。

この大規模な土砂災害で村の約90%が埋没し、1人が行方不明となったといいます。現地当局は「信じられない量の土砂が谷を襲った」とロイター通信に説明。村では5月中旬、山の崩落の兆候を受けて避難措置が取られていました。

【動画】土砂災害の様子

災害の様子を捉えた映像には、山の氷河が崩れ落ちたり、村を流れる川や周辺の森林が泥とがれきに覆われたりする様子が映っています。

ブラッテン村のマティアス・ベルヴァルト村長は記者会見で、「村を失ったが、私たちは再建する。心は失っていない」と涙ながらに語りました。

ロイター通信によると、チューリッヒ大学の気候学者クリスティアン・フーゲル教授は、今回の氷河の崩壊について、気候変動による気温上昇がどの程度影響したのかを評価・判断するのは困難という見解を示しています。

一方で、アルプスの気温上昇で永久凍土が溶けていると言われており、そのことが山肌の岩盤を不安定にさせる可能性があるとフーゲル教授は指摘。「この被害規模は現代スイスでは前例がない」と述べました。

ブラッテンの住民約300人は5月19日に避難済みでしたが、この崩壊で家屋やインフラは土砂で壊滅。

スイス政府は住民の生活再建を支援する方針を示し、同地域への立ち入り制限も強化されました。カリン・ケラー=ズッター大統領は「家を失う痛みは計り知れない」と述べ、被災者との連帯を表明しています。

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Source: HuffPost