05.25
25歳の無敗の英ボクサーが死去。半年前にがんを公表、2週間前に恋人と結婚していた
イギリスの無敗のボクシング選手、ジョージア・オコナーさんが亡くなった。25歳だった。
オコナーさんは1月に転移性がんと診断されたことをInstagramで公表し、2週間前の5月9日に結婚していた。
【画像】亡くなったジョージア・オコナーさん。Instagramでがんの診断や闘病の様子、結婚を伝えていた
オコナーさんが所属するプロモーション会社「ボクサー」は5月22日、「リングの中でも外でも、真の戦士でした。ボクシング界は、才能に溢れ、勇敢で、決意に満ちた若い女性をあまりにも早く失ってしまった」と、追悼のメッセージを投稿した。
ボクサーのベン・シャロームCEOは「ジョージアは人々を鼓舞する存在であり、私は決して忘れるこはできません」とつづっている。
プロ転向後に勝ちを重ねる
オコナーさんはアマチュア時代、イギリスの競技大会コモンウェルス・ユースゲームズで優勝し、世界ユース選手権で銀メダルを獲得している。
2021年にプロに転向した後は3戦全勝で、最後の試合は2022年に行われた。
(右)ロンドンで開催された試合に出場したジョージア・オコナーさん(2022年10月15日)オコナーさんは2024年2月、数カ月前に体調を崩して潰瘍性大腸炎と診断され闘病中であることを明かした。
さらに1年後の2025年1月には、がんと診断され、すでに転移していると公表。オコナーさんはこの時の投稿で、これまで何度も痛みを訴え、がんの可能性があるのではないかと医師に伝えたにも関わらず、耳を傾けてもらえなかったと非難した。
さらに2月には「本当に波乱万丈の数カ月でした。赤ちゃんを授かり、流産を経験し、治療不可能ながんと診断されました」と、流産していたことも明かした。
オコナーさんはこの投稿で、「それでも私は最高の気持ちです!」と前向きなメッセージもつづっている。
「皆さんからの愛や優しさ、サポート、そして私と同じ状況にある多くの人やご家族を助けられる機会にもに心から感謝しています。私はずっと、周りを勇気づけ、助け、世界を少しでも良い場所にしたいと願ってきました。その夢が叶っています」
オコナーさんは5月9日、長年の恋人アドリアーノ・カルディナリさんと結婚。「最愛の人と結ばれた日」というメッセージと、結婚指輪をつけた手を重ねた写真を投稿した。
それが、オコナーさんの最後の投稿になった。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。
Source: HuffPost




