10.25
【ロケット】 米・露の技術をコピーした中国、独自開発した韓国にけちをつけられるのか
[イメージ出処=聯合ニュース]
21日、大韓民国の宇宙発射体「ヌリ号」が初めての発射されました。目標高度である700キロまで無事に到達しましたが、最後の3端部エンジンが計画より早く消えてダミー衛星を軌道に上げられませんでした。成功か失敗か議論されていますが、技術的に見る時、成功と評価されます。
(中略:経緯など)
このようなヌリ号発射の成果に対して中国など一部を除いて世界的にも高い評価を出しています。「韓国が独自衛星発射体技術確保の第一歩を成功裏に踏み出した」という内容です。
中国側では自分たちが1970年代に製作したロケットよりヌリ号の技術力は低いと酷評しています。果たしてそうでしょうか?一言でロシアと米国の技術を受け継いだりコピーして「一夜漬け」に成功した中国が、誰も助けてくれない状況で手ぶらから始めて独自技術の確保に成功した韓国に対して言うことではないと見られます。
中国は1970年、長征1号ロケットで人工衛星打ち上げに成功しました。最近では500トン級推進力を持つ超大型エンジンを開発し深宇宙探査のための怪物級宇宙発射体「長征5号」を製作しました。しかし、中国は米国の技術をコピーしてロシアの技術移転を受けて時期が早かっただけです。
中国のロケット技術開発は1955年、米国から追い出されるように帰国したロケット工学者、銭学森博士が主導しました。彼は国民党高位幹部の子弟で米国カリフォルニア工大に留学し、ドイツのV2ロケット技術を研究しましたが、マッカーシズムの狂風に巻きこまれて地位が危ういと率先半分要求半分で帰国を選択しました。
米国の先進的なロケット技術とノウハウをそっくり中国にもたらす格好になりました。経営学界では「人材管理失敗」の最大事例と見るそうです。米情報当局が「銭学森は5個師団より恐ろしい人物」とし、強力に反対しましたが、周恩来、当時の中国副総理の秘密交渉が通じたわけです。
銭学森博士は帰国後、ロシアの技術を提供されて中国の中距離弾道ミサイル東風1号、2号を開発し、長征1号と人工衛星発射も主導しました。
米国とロシアの技術提供がなかったら第二次世界大戦の廃虚を克服できなかったうえに、文化革命で疲弊した後進農業国家が1970年代、宇宙発射体を開発することは考えることさえできなかったのです。
中国は当時、米国とロシアの隙間で生き残るために核兵器および長距離投射手段(ICBM)開発に国家的死活をかけていました。その上、発射に事実上成功したヌリ号とは異なり、長征1号は4回発射して2回成功するだけで不十分でした。1969年11月初めての発射時はせいぜい69秒飛行後、2段分離できずに墜落してしまいました。
(後略:日本も米国も初期には失敗していた)
キム・ボンス記者
ソース:アジア経済(韓国語)”米・ロ書き写した中、独自開発韓にする声ではない”[科学を読む]
https://www.asiae.co.kr/article/industry-IT-all/2021102409373859045
Source:脱亜論
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