2025
05.08
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『ホビット』のガンダルフと巨大ワシが旅立ちます。ニュージーランド・ウェリントン空港の名物が展示終了
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ニュージーランド・ウェリントン空港の名物だった巨大なワシの彫像が、5月9日で展示終了となる。映画『ホビット』の公開に合わせて2013年に登場して以来、12年間にわたりターミナルの天井から吊るされた2体のワシとガンダルフは、空港のシンボルとして多くの旅行者を出迎えてきた。
空港の発表によると、ワシは重さ1.2トン、翼幅15メートルで、1000枚もの“羽”が取り付けられた大迫力の造形。制作は映画の特殊効果で知られるウェリントン拠点のWētā Workshopが手がけたという。設置当初から国内外のファンに愛され、空港を訪れる多くの人にとって特別な存在だった。
マット・クラークCEOは「ワシたちの旅立ちは感慨深い。長年の成功に感謝しつつ、次のステップに進む時が来た」とのコメントを発表。ワシたちは9日夜に解体されて保管される予定で、今後の展示場所などは未定だ。
Wētā Workshopのリチャード・テイラー氏も「別れは寂しいが、新しい物語が始まるチャンス」と次の展示制作に意欲を見せている。
空港では現在、Wētā Workshopと協力して新たな“地元色あふれる展示”の準備が進められており、年内にはお披露目予定。さらに空港全体も新たな多層型ホスピタリティ施設の完成により、装いを新たにするという。
なお、2014年に設置された『ホビット』に登場するドラゴン「スマウグ」の巨大彫像は、引き続きチェックインエリアに展示される。
Source: HuffPost




