2025
04.29

都会で野菜を育てる豊かさに出会う。東京・二子玉川でのカゴメの体験イベントで代表取締役社長・山口聡さんに聞いた。

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自分で植えて、自分で育てて、やがて味わう。野菜とともに心も育つ、そんな体験を子どもたちに届けるには?こうした思いに応える体験型イベント「不思議の畑とトマトの樹」が、5月4日まで二子玉川駅直結の二子玉川ライズ ガレリアで開催中だ。

カゴメが手がける本イベントは、野菜づくりを通して豊かな心を育む「植育(しょくいく)から始まる食育」を広める取り組みのひとつ。

 「トマトの樹」を背にすべり台を楽しむ親子 「トマトの樹」を背にすべり台を楽しむ親子

高さ約4メートルのシンボルツリーの下で、野菜を育てる楽しさや自然とのつながりを体験できる多彩なプログラムが用意されている。カゴメが目指す「植育から始まる食育」について、代表取締役社長・山口聡さんに話を聞いた。

野菜づくりを楽しく学ぶ体験型イベント「不思議の畑とトマトの樹」

本イベントは、これまで全国各地で開催され、累計6万人を超える来場者が訪れた。4年目となる今回は、初めて東京都23区内で開催。

過去最大規模となる会場では、子どもから大人まで、野菜が育つ畑と暮らしのつながりを楽しく学べるさまざまな体験が用意されている。

会場内でひときわ存在感を放つのが、「不思議の畑シンボルツリー」だ。

昨年10月から水耕栽培で育てられたトマトたちが空中で組み合わせられ、巨大な一本の樹のようになった「シンボルツリー」は高さおよそ4メートル。会場中央に堂々とそびえ立つ。約1000個以上のトマトが頭上を覆い、見上げると不思議な世界が広がる。トマトは無料で収穫体験ができ、ミニトマトに加え、一回り大きな中玉トマトも、もぎたてをそのまま持ち帰ることが可能。ただし、数に限りがあるため、整理券が配布される。

水耕栽培で育ったトマト水耕栽培で育ったトマト

トマトの樹の足元には、「トマトの木陰シアター」と題した大きなモニターが登場。ここでは、野菜にまつわるクイズや謎解きに挑戦できる「ナゾときミッション!野菜先生からの挑戦状」や、オリジナルストーリー「不思議の畑のアリス」の読み聞かせ動画が楽しめる。アリスと冒険しながら、畑の生きものや自然の大切さを楽しく学べる内容となっている。

野菜が育つ過程を、体験を通して身近に感じられるプログラムも充実。

野菜のクイズを親子で一緒に考える野菜のクイズを親子で一緒に考える

「育つが学べる!不思議の畑大冒険」では、子どもたちが大冒険気分で挑戦できる4つの“実ッション”が待っている。ミッションは「苗植え」「芽かき」「受粉」など、実際の作業を体験しながら進んでいく。すべてのミッションをクリアしてキーワードを集めると、人気のミニトマト苗「こあまちゃん」と、お子さまには紙製トマト帽子のプレゼントも。

苗を手に入れたあとは、「栽培質問コーナー」でカゴメ社員に相談しながら、初めての方も安心して野菜づくりに挑戦できる。

この他にも、素敵な景品がもらえるスタンプラリーや、野菜とのつながりを感じられるくつろぎ空間など、家族で野菜が身近に感じられる仕掛けが用意されている。

土に見立てたゴムチップの中から宝物を探す子どもたち土に見立てたゴムチップの中から宝物を探す子どもたち

 「植育から始まる食育」。カゴメが伝えたい、野菜とふれあう体験の大切さ

「植育から始まる食育」という考え方を大切にしてきたカゴメ。今回のイベントも、そんな思いから生まれた取り組みのひとつだ。

会場を訪れた代表取締役社長・山口聡さんに、イベント開催の背景やカゴメが目指す世界について話を聞いた。

カゴメの山口聡代表取締役社長カゴメの山口聡代表取締役社長

ー 今回のイベントを開催する理由を教えてください。

私たちは、まず何よりも「野菜を好きになってもらいたい」という思いを強く持っています。野菜のファンを増やす取り組みを試していく中で、実際に触れるという体験が野菜を好きになるうえで非常に効果的であることがわかってきました。

そこで、都会の中などさまざまな場所で、こうした「実体験」をどう実現するかを研究。水耕栽培のトマトであれば都会にも持ち運びができ、直接収穫する体験を提供できる。そう考え、今回のイベントを企画しました。

ー カゴメが考える「植育から始まる食育」とは何でしょうか?

野菜を食べるまでのすべてのプロセスを大切にすることが、私たちの考える「植育から始まる食育」です。

特に、小さなお子さんが自分で野菜を育て、それを収穫し、食べるという一連の体験は、非常に重要だと考えています。カゴメの調査でも、子どもの頃にこうした体験をした方は、大人になってからも野菜をたくさん食べる傾向があることがわかっています。成長過程にある子どもたちに、植えるところから食べるところまでを経験できる機会を提供したい。それが、カゴメが考えるあり方です。

ー 今の時代に、子どもたちが野菜を「育てる」ことを体験する意義をどのように考えますか。

このイベントをきっかけに小さい頃に自らの手で土に触れ、野菜を育てる体験ができたら、感性を豊かに育むうえでも大切だと考えています。育てる中でうまくいくこともあれば、失敗することもあるかもしれません。そうした体験を重ねることで、子どもたち自身の成長にもつながるはずです。

まずは「自分にもできそう」「トマトが好きになりそう」といった小さなきっかけから、気軽に挑戦してもらえたらと思います。

ー 今後の展望を教えてください。

カゴメは、野菜を育てて食べるという体験を、より多くの人に伝えていきたいと考えています。現在、コーポレートCMでも発信しているように、野菜を一生懸命育てることは、体の健康だけでなく心の健康にもつながると考えています。

こうした体験を通じて心身ともに健やかになり、ウェルビーイングにつながるきっかけになればと願っています。今後も、こうしたイベントを継続的に開催し、さらに広げていきたいと考えています。

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Source: HuffPost