2025
04.25

ガザの4歳双子、イスラエルの爆撃で就寝時に殺害される。「助けを求めて叫んでいた」

国際ニュースまとめ

パレスチナ自治区ガザで、避難所として使用されていたヤーファ学校。2025年4月23日、イスラエルの攻撃を受け、子どもを含む少なくとも10人が死亡したと報じられている。パレスチナ自治区ガザで、避難所として使用されていたヤーファ学校。2025年4月23日、イスラエルの攻撃を受け、子どもを含む少なくとも10人が死亡したと報じられている。

パレスチナ自治区ガザ地区の4歳の双子が4月24日未明、イスラエル軍による空爆で殺害された。パレスチナ自治政府の通信社WAFAなど複数の海外メディアが報じた。

Middle East Monitorによると、23日夜、双子のサバ・アブ・サイフさんとサナ・アブ・サイフさんが自宅のベッドで眠りにつこうとしていたところ、イスラエル軍の攻撃に遭い家屋が崩壊した。2人はガザ西部のアル・シファ病院に搬送されたが、死亡が確認された。父母もケガを負っているという。

爆撃当時、同じ住宅にいた親族の一人は、トルコメディアAnadolu通信のインタビューに「少女たちは最期の瞬間、父親に助けを求めて叫んでいました」「家には武装勢力などおらず、いたのはただ眠っている子どもたちだけです。あの子たちはなぜ殺されなければならなかったのでしょうか」と訴えた。サバさんとサナさんは、命を奪われた日の夜にも、そろいの服を着ていた。

【画像】イスラエルの爆撃で殺害された双子のサバさんとサナさん

ガザ保健省の発表によると、2023年10月以降、イスラエルの攻撃によって1万8000人以上の子どもが殺害された。

ハマスとイスラエルは1月、人質解放とガザ停戦の合意を成立させたものの、イスラエル軍は3月18日にガザへの大規模な攻撃を再開。停戦崩壊以降、ガザでは約2000人が殺害され、5400人が負傷している。

イギリスの医学誌ランセットに掲載された論文によると、ガザの平均寿命は2023年以降急激に低下し、2023年の75.5歳から2024年9月にはおよそ半分の40.6歳までに下がった。

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Source: HuffPost