04.19
トランプの「コンゴ」に対する不可解な発言がSNSで炎上「何なのかよくわからない」
イタリアのメローニ首相と会談したホワイトハウスの大統領執務室で話をするアメリカのトランプ大統領(2025年4月17日)アメリカのトランプ大統領の「コンゴ」に関する不可解な発言が、物議を醸している。
トランプ氏は4月17日にホワイトハウスで行われたイタリアのメローニ首相と会談で、記者の質問に回答。
政権がエルサルバドルに誤って送還したメリーランド州在住のキルマー・アブレゴ・ガルシア氏について聞かれ、「自分は関与していない」と答えた。
また、トランプ氏は「外国から犯罪者がアメリカに送り込まれている」とも主張。政府の強制送還政策を擁護する中で次のような発言をした。
「彼らは、刑務所から(囚人を)解放したんですよ……世界中の刑務所からね。南米だけじゃなく、世界中から解放したんです。アフリカのコンゴからも。たくさんの人たちがコンゴから押し寄せている。私にはそれが何なのかよくわかりませんが、とにかく彼らはコンゴから来たんです。世界中から来ているんですよ」
【動画】「コンゴから人が押し寄せている。それが何かわからないが」と話すトランプ大統領
トランプ氏が言及したコンゴが、コンゴ民主共和国なのかコンゴ共和国なのかは定かではない。また、なぜ「コンゴ」をやり玉に挙げたのかも不明だ。
このコンゴに関する敬意を欠くトランプ氏の発言はSNS上で批判されている。
反トランプ活動団体の「コール・トゥ・アクティビズム」は、「WTF(なんということだ)」とXに投稿。
「『コンゴから人が押し寄せている。それが何なのかよくわからないが』と言って、コンゴがアフリカのどこにあるのかも知らないという、信じがたいほどの無知をさらした。史上最も愚かな大統領だ」と批判した。
トランプ氏は以前から、「外国が意図的に犯罪者をアメリカに送り込んでいる」という決まり文句を使い、恐怖心を煽っている。
一方、トランプ氏のコンゴについての発言は、コンゴ民主共和国とトランプ政権が鉱物資源と安全保障を巡る取引を行うことで合意したと報じられたばかりだったこともあり、より不可解なものと受け止められている。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。
Source: HuffPost




