2025
04.18

耳かき中の事故、5年で211人が救急搬送。なぜ?幼児が突出、「入院が必要」の診断も

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東京消防庁が公式X(@Tokyo_Fire_D)で「耳かき中の事故」について注意を呼びかけている。幼児が救急搬送されるケースが多いほか、入院が必要とされる「中等症」と診断される人もいるという。

5年間で211人が救急搬送

東京消防庁は3月3日、Xに「【いた~い!耳かき中の事故に注意!】 3月3日は耳の日です」と投稿。その上で、「綿棒や耳かき棒を耳の奥まで入れすぎないように注意し、周囲の状況にも注意しましょう。 こどもの耳掃除をする時は、急に動いたりしないように声をかけておきましょう」と発信した。

同庁によると、管内では2020〜24年、耳かき中の事故で計211人が救急搬送されている(速報値)。搬送された人を年齢別で見ると、0〜4歳が63人と突出して多く、5〜9歳の25人、35〜39歳の17人と続いた。

9割以上が初診時に「軽症」だったが、中等症も17人いたという。けがの原因は、「耳かき棒などを自分で奥に入れすぎた」が85人で最多。「耳かき中に人やモノ、動物に接触した・接触された」も41人と多かった。

このほか、「誰かに耳かき棒などを押し込まれた」(31人)、「耳かき棒などが途中で折れた、つまった」(24人)などがあった。

具体的な事故の事例は次の通り。

「耳かきをしていたところ、兄弟が投げた衣類が手に当たり、耳かきが耳の奥に入ってしまい受傷した(9歳 軽症)」

「耳かき中に耳かきの先端が折れ、取れなくなってしまった(20代 軽症)」

「耳かきをしながらベッドで飛び跳ねていたところ、耳の奥まで綿棒が入ってしまい受傷した(6歳 軽症)」

「親がこどもの耳かきをしていたところ、こどもが急に頭を振り、耳から出血した(3歳 軽症)」

東京消防庁は事故を防ぐため、以下のことを呼びかけている。

①綿棒や耳かき棒を耳の奥まで入れ過ぎないようにしましょう

②子どもの耳掃除をする際には、急に動いたりしないよう声をかけておきましょう

③乳幼児のいる家庭では、綿棒や耳かき棒を乳幼児の手が届くところに置かないようにしましょう

④耳掃除をしている時は周囲の状況にも注意しましょう。子どもやペットがぶつかってくるかもしれません

⑤耳垢が取りづらい時などは、耳鼻咽喉科などの受診を考えましょう

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Source: HuffPost