2025
04.15

ケーンクラチャン国立公園で希少な淡水カニ「プーモアンマイトーン」を確認

国際ニュースまとめ

©タイ国立公園・野生動物・植物保全局

タイ国立公園・野生動物・植物保全局(DNP)は2025年4月15日、ペッチャブリー県のケーンクラチャン国立公園にて、希少な淡水カニ「プーモアンマイトーン(ปูม่วงไหมทอง)」のメス個体を発見したと発表しました。

このカニは、2025年4月14日に同園のバーンクラン地区18キロ地点の堰付近で、巡回中の職員によって確認されたもので、腹部には多数の稚ガニが付いていました。発見時の様子は写真に収められ、学術記録として保存されました。

プーモアンマイトーン(通称名)の特徴は、紫がかった光沢のある甲羅と、金色を帯びたハサミや脚で、色彩の美しさが際立つことから、過去の報道でも注目を集めています。報道によれば、この種は1990年にケーンクラチャン国立公園内のプランブリー川源流付近で初めて発見されたもので、同公園でしか見られないとされています。

なお、学名「Thaiphusa sphaeridium」として紹介されることもありますが、現時点では主要な学術データベースへの登録は確認されていません。

国立公園では、自然の中でこのカニを見かけた際には、捕まえたり干渉したりしないよう呼びかけています。繊細な生態を持ち、絶滅リスクが懸念される種であることから、今後の保護と調査が求められています。

 

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Source: タイランドハイパーリンクス

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