2025
04.04

バンコク、地震による「災害区域指定」を解除

国際ニュースまとめ

バンコク都は2025年4月3日、3月28日に発生したミャンマー中部を震源とするマグニチュード8.2の地震に伴い発令されていた「災害区域指定」を解除しました。解除は、2007年災害予防・軽減法に基づく正式な措置であり、地震の影響が広範囲に及んだタイ国内でも、首都バンコクにおける状況が安定したことを意味します。タイ政府メディアNNTが伝えています。

ただし、バンコク・チャトゥチャック区で倒壊した建設中のタイ国家会計検査院ビルの現場については例外とされ、引き続き災害対応が継続されます。現地では救助チームが懸命の作業を続けており、瓦礫の下に取り残されている可能性のある人々の捜索が続いています。復旧プロセスの管理にはチャトゥチャック区長があたっており、法的・安全基準の順守が求められています。

今回の地震では、バンコクでも揺れが観測され、当該ビルの倒壊によって22人が死亡、35人が負傷するなどの人的被害が発生しました。

一方、震源地となったミャンマーでは、死者3,145人、負傷者4,589人、行方不明者221人と被害は甚大で、建物の倒壊やインフラの寸断が広がっています。加えて、気温の上昇と降雨による感染症の拡大も懸念されています。

バンコク都は、「今回の地震を教訓に、都市における防災体制と建築物の安全基準の見直しが必要」との認識を示し、被災者支援と再発防止に向けた取り組みを強化するとしています。

 

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Source: タイランドハイパーリンクス

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