2025
03.30

タイのコンドミニアム協会、2007年以降の建築は地震対策基準を満たしていると強調

国際ニュースまとめ

タイ・コンドミニアム協会(Thai Condominium Association)は2025年3月29日、ミャンマーを震源とするM8.2の大規模地震を受けて公式声明を発表し、タイで2007年以降に建設されたすべての高層建築物が地震に対応した建築基準に従って設計・施工されていることを改めて強調しました。

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同協会の会長であるプラセート・テートゥンヤーサーティット氏は、「今回の地震において、コンドミニアムやオフィスビルなどの高層建築物が倒壊し、人命に関わる被害が出たケースは一切ありませんでした」と述べ、被害はごく一部に限定されたと報告しました。

被害の例としては、タイルや大理石の剥がれ、壁のひび割れ、天井材の一部落下、構造の一部への軽微な損傷などが挙げられており、建物全体の崩壊には至らなかったとのことです。マグニチュード8.2という、タイでは過去最大級となる今回の地震においても、高層建築物は安全性を維持していたとしています。

テートゥンヤーサーティット会長は、「この地震は、タイの建築基準が実際に機能していることを証明しました。使用中の建物で倒壊が発生した例は一棟もありませんでした」と述べました。

今後、各建物においては地震による損傷の有無を点検し、必要な修復を行うことでさらなる安全性を確保し、建物利用者の安心につなげていく方針です。

最後に同協会は、「#ร่วมแรงร่วมใจสร้างความเชื่อมั่นประเทศไทย ปลอดภัยจากผลกระทบแผ่นดินไหว(力を合わせて、タイへの信頼を築こう。地震の影響からの安全を)」というスローガンを掲げ、建築関係者および市民に対して冷静な対応と協力を呼びかけました。

 

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Source: タイランドハイパーリンクス

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