2025
03.26

【解説】「ボーダーレス」、日本語で言える?これからの社会にも役立つカタカナ・外来語の取説

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外来語を他の言葉で言い換えたいときは、国立国語研究所の「外来語言い換え提案」が参考になります。

「外来語言い換え提案」は、公共の場などで使われる少し分かりにくい外来語について、言葉遣いを工夫して分かりやすい言い換えを提案するもの。国立国語研究所の外来語委員会が2003〜2006年、計4回発表し、一覧にまとめました。

20年前の提案なので、一覧の中には、現在は定着している外来語もあるかもしれません。

「ボーダーレス」。この言葉の意味や、「日本語」で言い換えたら何というか知っていますか?

それでは見ていきましょう。

ボーダーレスボーダーレス

ボーダーレス

♢ 言い換え語
無境界
脱境界

♢ 用例
政党としての独自性などという言葉が聞かれなくなるほど、政党はボーダーレス(無境界)の時代を迎えている。

不況から抜け出せない時代を象徴した芥川賞、ボーダーレス(脱境界)が進む多民族社会を描いた直木賞と、それぞれに現代に生きる人間を切り取った作品だ。

♢ 意味説明
境界が薄れて存在しない様子。また、そのようになること。

♢ 手引き
境界が完全になくなった状態を表す場合は「無境界」、境界が徐々に弱まる過程を指す場合は「脱境界」と言い換えるのが適切である。

「ボーダーレスな」「ボーダーレスの」は、「境界のない」と言い換えることも可能である。

国と国の境を指す場合は、「無国境」「脱国境」「国境なし」などが分かりやすい表現となる。

♢ 複合語例
ボーダーレス化 = 無境界化 無国境化 脱境界 脱国境

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Source: HuffPost

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