2025
03.13

イーロン・マスク氏の子どもが、父親が体外受精で男の子を選んだと非難。「私の性別はお金で買われた商品」

国際ニュースまとめ

テスラやスペースXのCEOで億万長者のイーロン・マスクさん(2025年3月11日)テスラやスペースXのCEOで億万長者のイーロン・マスクさん(2025年3月11日)

イーロン・マスクさんの子どもでトランスジェンダー女性のヴィヴィアン・ジェナ・ウィルソンさんが、父親が体外受精(IVF)で自分の性別を選択したと主張した。

【画像】イーロン・マスクさんの子どもヴィヴィアン・ジェナ・ウィルソンさん。「性別はお金で購入された商品だった」と訴える

ウィルソンさんは3月10日、「私が出生時に割り当てられた性別は、お金で購入された商品でした」とThreadsに投稿した。

「だから私が子どもの時にフェミニンで、その後にトランスジェンダーだとわかったことは、売られた製品が想定していなかったことでした」

ウィルソンさんは「私が人生をかけて抗わなければならなかった『男らしさへの期待』は、金銭的な取り引きからきていたのです」とも主張している。

マスクさんは複数のパートナーとの間に、合計14人の子どもをもうけており、そのうち複数がIVFを利用して生まれた。

ウィルソンさんは双子で、最初の妻ジャスティン・マスクさんとの間に生まれた。その後に生まれた三つ子も含め、この5人はIVFで誕生した。

IVFの性別選択は日本を含め多くの国で禁止されているが、アメリカでは認められている。

ウィルソンさんはThreadsの投稿で「なんでこんなのが法律で許されているの?」と批判している。

ハフポストUS版はウィルソンさんの主張についてマスクさんにコメントを求めたが、これまでに回答はない。

ウィルソンさんは2022年、姓名変更を裁判所に申し立て、名字もマスクから母親の旧姓ウィルソンに変えた。

ウィルソンさんはこの時の申立書で、「私はもはや生物学上の父と一緒に暮らしておらず、いかなる形でも関わりを持ちたくない」と訴えた。

一方、父親のマスクさんは2024年、法的な名前や性別を変更したウィルソンさんを「死んだ」と発言した

ウィルソンさんは、自分の存在を否定した父親について「私がどんな子どもだったかを知りません。なぜなら、彼は不在だったからです」とThreadsにつづっている。

「一緒にいたほんのわずかな時でさえ、私が女性的でクィアであることを理由に、執拗に嫌がらせをされました」

「私は(彼が)都合よく使うためのおめでたい小さなステレオタイプにされてしまっていました。それは彼がクィアの人々や子ども全般をどう見ているかをよく表していると思います」

ハフポストUS版の記事を翻訳・加筆しました。

…クリックして全文を読む

Source: HuffPost

0