2025
01.30

バンコクと中国を結ぶ高速鉄道、2030年までに完成へ

国際ニュースまとめ

バンコクと中国を結ぶ高速鉄道が、5年以内に完成する見通しとなりました。タイ政府は、中国とラオスを経由して接続する初の高速鉄道ネットワークを2030年までに完成させる計画です。このプロジェクトは長年にわたり遅れていましたが、当局は二国間関係と貿易の強化に不可欠なものと位置づけています。バンコクポストが2025年1月29日に伝えています。

タイ政府の発表によると、バンコクとナコンラチャシマ県(コラート)を結ぶ第一期工事は、現在までの進歩率は約36%。鉄道を東北部のノンカーイ県まで延伸する第二期工事の設計は完了しており、内閣の承認を待つ段階にあります。

この鉄道の全長は609キロメートルで、総工費は4,340億バーツと見積もられています。タイ国内の鉄道ネットワークは、メコン川に架かる橋を通じてラオス・中国路線と接続される予定です。

タイは、最大の貿易相手国である中国との接続性を高めることを目指しています。東南アジア第2位の経済大国であるタイは、地域の成長スピードに追いつくためにインフラ整備を進めています。貿易だけでなく、両国は観光面でも協力を深めており、2024年には相互に観光ビザを免除しました。

この鉄道が運行を開始すれば、バンコクからビエンチャン、さらに中国南部の昆明を経由し、北京までの移動が可能になります。昆明から北京へは別の準高速鉄道サービスが運行されています。

タイの高速鉄道ネットワークは、中国政府の「一帯一路」構想の一環として2017年に着工されました。タイ政府はプロジェクト全体の投資、土木工事、そして中国の建設技術と鉄道システムの導入を担当しています。

第一期工事の総工費は1,790億バーツと見積もられ、2027年の運行開始を目指しています。

 

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Source: タイランドハイパーリンクス

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