2025
01.15

飛行機の中からゴリラの赤ちゃんを発見、トルコの動物園で保護

国際ニュースまとめ

飛行機の中からゴリラの赤ちゃんを発見、トルコの動物園で保護

トルコの空港で先日、飛行機の中からゴリラの赤ちゃんが発見され、救出された。

 

飛行機の貨物室で発見

 

生後5カ月のゴリラの赤ちゃんは先月、ナイジェリアからタイに向かう、トルコ航空の貨物室で発見されたという。

 

この旅客機は、ちょうどトルコのイスタンブールを経由する途中で、その後、発見されたゴリラの赤ちゃんは保護され、イスタンブールにあるPolonezkoy動物園に運ばれたそうだ。

 

現在、ゴリラの赤ちゃんは動物園で少しずつ回復しており、一般公募の結果、「Zeytin(オリーブ)」と名付けられたという。

 

絶滅危惧種に指定されている

 

アフリカ中部の森林や山岳地帯に生息するニシゴリラとヒガシゴリラは、国際自然保護連合によって絶滅危惧種に指定されており、取引や販売は原則禁止とされている。

 

野生動物保護官は現在、このゴリラの赤ちゃんを自然の生息地に戻すことを検討しているという。イスタンブール自然保護・国立公園の地域ディレクター、Fahrettin Ulu氏は1月12日、次のように述べた。

 

「もちろん、私たちが望んでいるのは、赤ちゃんゴリラが故郷で生活を続けてくれることです。重要なのは、ゴリラが運ばれる場所で、絶対に安全な環境が確立されることであり、これは私たちにとって極めて重要です」

 

発見されてから数週間で、「Zeytin」は体重が増え、トラウマ的な旅から回復している兆候を見せているという。

 

しかしイスタンブールの空港が、主要な航空拠点としての重要性が高まるにつれ、税関職員は違法に取引された動物を多く摘発しているという。

 

昨年10月には、イスタンブールにあるSabiha Gokcen空港で、エジプト人乗客の荷物から、ナイルワニの子供17頭と、オオトカゲ10頭が見つかったそうだ。(了)

 

出典元:The Guardian:Baby gorilla rescued from hold of Turkish Airlines plane(1/13)

Source: Switch News