01.09
フロリダで驚きの落下注意報。冬に落ちてくる恐怖の「あるもの」とは
寒気の影響で気温が急激に下がることが予想されているアメリカ・フロリダ州で、あるものの落下注意報が出されている。
それは、イグアナだ。気象専門家は、フロリダを含むアメリカ南東部の州で、寒波襲来に伴い今週から来週にかけて「イグアナ落下」が増える見込みだと注意喚起している。
【画像🦎】こんなものが落ちてくるのか……寒さのために落下したイグアナ
イグアナは変温動物で、気温が下がると活動能力が著しく低下する。
その結果、冬眠状態になったイグアナは枝や屋根につかまっていられなくなり、地面に落下する。運が悪ければ通行人の上に落ちてくることもある。
イグアナは大きいもので全長約5フィート(約1.5メートル)、体重25ポンド(約11キログラム)にもなる。専門家が「イグアナ落下」を警告するのも不思議ではない。
生物学者でイグアナ専門家のジョー・ワシレウスキー氏は、落下は「40°F以下(約4℃)になると、間違いなく起きます」と2022年にパッチのインタビューで語っている。
「50°F台(約10℃)で動きが鈍くなり、40°F台で落下寸前、30°F台(約-1℃)では完全に落ちます」
ワシレウスキー氏は、フロリダの「イグアナ落下」は移住者にとって驚く現象だと述べている。
「ここの出身ではない人たちにとって、寒い季節に『木からイグアナが落ちる』というニュースを見るのはおかしなことです。しかし実際に起こり得ることで、確実に起きています」
住民にとって、イグアナ落下は安全上の重要な関心事だ。
駆除業者マイケル・ロンキーロ氏は、イグアナ落下対策として、屋根近くの木の剪定をする、イグアナがつかめない素材で木を巻く、偽物のフクロウを設置するなどの方法を提案している。
イグアナは寒い時には動かなくても、気温が上がれば通常通り活動を始める。
ロンキーロ氏は、落下したイグアナに遭遇した場合は自分で移動させずに専門業者に連絡するよう勧めている。
「イグアナは、追い詰めらると自己防衛のために反撃します。尾であなたを攻撃しようとするでしょう。イグアナは尾を時速30マイル(約48キロ)で振ることができます」とNBCマイアミに説明している。
「非常に鋭い歯と爪を持っているので、経験がない場合は、無理に触ろうとしないほうがいいです」
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。
Source: HuffPost