01.09
子ども向けタクシー「Uber Teens」が日本上陸。急速に拡大する人気サービスの詳細を聞いた【イベントレポート】
共働き世帯が増加する昨今、「子どもの通学・習い事の送迎」が負担となり、保護者の仕事に影響が出ることも珍しくない。
配車サービスやフードデリバリーのプラットフォームを展開する「Uber Japan」は、13〜17歳の子どもが保護者の管理のもと、専用アプリで簡単にタクシーを配車できる「Uber Teens(ウーバーティーンズ)」のサービスを2024年12月11日(水)より開始。
日本初導入となる本サービス開始に伴い開催された、プレス発表会の様子をレポートする。
「保護者の仕事や生活にゆとりを」
本サービスは、専用アプリでタクシーを配車することで、子どもの安全を確保した上で、交通手段を提供するというものだ。
Uber Japan 代表の山中志郎さんは「私自身、小中3人の親としても感じている課題です」「導入を通じて、保護者の皆様に仕事や日々の生活における時間のゆとりを提供できればと考えています」と本サービスの国内ローンチに込めた思いを話す。
Uber Teensの使用方法は、(1)保護者が家族アカウントを作成し子どもを招待(2)招待を受けた子どもがUberアカウントを作成(3)保護者が必要に応じて子どもの月間使用上限額を設定(4)アプリを使って子どもがタクシーまたはハイヤーを配車するという流れだ。保護者がタクシーを配車することもできるという。
「Uber Teens」の安全性を担保する4つのアプリ機能
同社コンシューマー・オペレーション部部長のアスカ・ロスさんは「2023年にアメリカで開始した本サービスは、すでに世界40カ国で展開されており、月間の配車件数は100万を超えています」と話し、同社において最も成長スピードの速いサービスだとコメントした。
また、ロスさんは「本サービスには通常のUberとは異なる、非常に高度な安全機能が備わっています」と説明。保護者が子どもの現在位置やドライバー情報などの乗車状況を確認できる機能「リアルタイム乗車確認」、指定した正しい車両・ドライバーであることを乗車前に確認できる「暗証番号設定」、子どもの安心安全を確保する「自動録音機能」、そして利用者からの評価が非常に高く、同社で一定以上の運転経験を有する優良ドライバーのみの運転車両を配置する「マッチング」などの機能があるという。
また、プライバシー保護のため、録音内容は全て暗号化されて保存される。ドライバーや利用者とその保護者から安全に関する報告があった場合のみ、サポートチームのみが音声データにアクセスでき、その後関連当局に共有されるという。
仕事と子育てを両立するギャル曽根さん。1週間あたりの送迎時間は?
イベント後半では、大食いタレントとしてデビューし、現在はグルメコメンテーターやYouTuberとしても活躍中のギャル曽根さんが登壇。
3人の子どもを育てるギャル曽根さんは、1週間で合計約5時間を習い事の送迎に要しているという。
さらに「夫と協力して『ここは迎えに行けそう』『ここは仕事入れないでおくね』とスケジュールを調整しながらやっています。それでも、どうしてもいただいたお仕事のオファーをお断りさせていただかなくてはいけなかったり、送迎時間を作れないという理由で子どもの『やりたい』を叶えてあげられなかったりということもあります」と多忙な生活の実情を明かした。
続いて「Uber Teensによって、時間ができたら何がしたいですか?」という質問には「料理ですね」と即答。「子どももすごくたくさん食べるので、おかずの数を増やしてあげたいな」と愛情たっぷりの表情で答えた。
続いて「実現したい自分時間」について聞かれると、「誰かが作ったご飯も大好きなので、ゆっくりテレビを見ながら出前をたくさん食べたいですね。それこそUber Eatsにはいつもお世話になっています」とコメント。さらに「ゆっくりと、とはいきませんでしたが、実は昨日も牛丼3杯ウーバーしてもらって、1人で食べました」とギャル曽根さんらしい食いしん坊全開のエピソードを明かし、会場を和ませた。
最後にUber Teensへの期待を聞かれると「とにかく(送迎時間の制限がなくなることで)子どもの可能性を増やせるのが嬉しいですね。そして『自分の時間を何に使おう』と考えられること自体、子育てと仕事を両立している人たちにとっては嬉しいことだと思います」とコメント。本サービスが生み出す「ゆとり」の可能性に寄せる思いを語り、イベントを締め括った。
Source: HuffPost