01.08
米・ルイジアナ州で、鳥インフルエンザにより人間が死亡
アメリカ・ルイジアナ州で、鳥インフルエンザに感染し、人間が死亡したことが報告された。
65歳以上の患者、基礎疾患あり
ルイジアナ州の保健当局は1月6日、州内で初めて、鳥インフルエンザによる感染で入院していた患者が死亡したと発表した。
声明によれば、亡くなったのは65歳以上の患者で、基礎疾患があったという。その患者は以前、裏庭で鶏や野鳥と接触した後、高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)またはH5N1に感染したそうだ。
遺伝子分析により、鳥インフルエンザ・ウイルスが患者の体内で変異し、より重篤な病気を引き起こした可能性が示唆されたという。
LDH’s extensive public health investigation has identified no additional H5N1 cases nor evidence of person-to-person transmission. This patient remains the only human case of H5N1 in Louisiana.
Current general public health risk remains low.
https://t.co/NrZH94lywl pic.twitter.com/nPAgr1q5TA
— Louisiana Department of Health (@LADeptHealth) January 6, 2025
人から人への感染例は報告されていない
アメリカ疾病対策予防センター(CDC)によると、今回のケースは、鳥との接触による最初の鳥インフルエンザ・ウイルスのヒトへの感染例になるという。
ただルイジアナ州保健局の広範な公衆衛生調査では、H5N1の新たな症例や、人から人への感染の証拠は確認されていない。
今回亡くなった患者は、ルイジアナ州で唯一のH5N1型インフルエンザのヒト感染例だとされている。
昨年3月以降、アメリカでは66件の鳥インフルエンザ感染が確認されているが、以前の症例は軽度で、ほとんどが病気の家禽や乳牛に接した農場労働者の間で検出されたという。
ミズーリ州の成人とカリフォルニア州の子供の2件の症例については、保健当局はウイルス感染の経緯を特定していない。(了)
出典元:The Guardian:Louisiana reports first human death in US from bird flu(1/6)
Source: Switch News