2025
01.07
01.07
【解説】「バイオマス」の意味とは?これからの社会にも役立つカタカナ・外来語の取説
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私たちが日々使っている外来語やカタカナ語。すっかり定着した言葉もあれば、実はよく分からずに使っているという単語もあるでしょう。
外来語を他の言葉で言い換えたいときは、国立国語研究所の「外来語言い換え提案」が参考になります。
「外来語言い換え提案」は、公共の場などで使われる少し分かりにくい外来語について、言葉遣いを工夫して分かりやすい言い換えを提案するもの。国立国語研究所の外来語委員会が2003〜2006年、計4回発表し、一覧にまとめました。20年前の提案なので、一覧の中には、現在は定着している外来語もあるかもしれません。
「バイオマス」。この言葉の意味や、「日本語」で言い換えたら何というか知っていますか?それでは見ていきましょう。
バイオマス
バイオマス
◇言い換え語
生物由来資源
◇用例
稲わらはもちろんおがくずや米ぬかなど様々なバイオマスを原料として利用できること
◇意味説明
エネルギーなどとして利用することができる、生物に由来する資源
◇手引き
特定の地域に生息する生物の全体量を指す生態学の専門用語として従来用いられてきたが、環境問題への対応の中から新しい使われ方が生まれ、広まりつつあるといいます。
2002年に閣議決定された「バイオマス・ニッポン総合戦略」により、多方面で「バイオマス」の普及が図られており、石油などへの依存を脱していくことが望まれている現代社会にとって重要性を増すと考えられるそうです。
◇その他の言い換え語
植物由来資源
◇複合語例
バイオマスエネルギー
バイオマスプラスチック
Source: HuffPost