2025
01.06
01.06
中国北部でヒトメタニューモウイルス(HMPV)が感染拡大、タイでも警戒か
タイ国営メディアNNTが2025年1月5日に伝えたところによると、中国北部でヒトメタニューモウイルス(HMPV)の感染が拡大しており、病院が逼迫するなどの状況が報告されています。この呼吸器ウイルスは風邪やインフルエンザに似た症状を引き起こし、特に乳幼児、高齢者、免疫力が低下している人々に深刻なリスクをもたらします。タイは中国との人的交流が多いことから、この感染拡大に対して注意を払っている可能性があります。
HMPVは、2001年にオランダで発見された一本鎖RNAウイルスで、主に呼吸器飛沫や汚染された表面との接触を通じて広がります。症状には咳、発熱、鼻詰まり、倦怠感などがあり、潜伏期間は3~6日です。特定のワクチンは存在せず、治療は主に症状の緩和に焦点を当てています。
中国では、HMPVの感染拡大が主に北部の省や香港で確認されており、カンボジア、台湾、インドでも孤立した症例が報告されています。これを受けて、中国当局は監視体制を強化し、原因不明の肺炎症例の追跡や感染拡大の抑制に努めています。
タイでも、観光業の再開や中国からの旅行者増加に伴い、感染症対策が注目されています。現在のところタイ国内でのHMPV感染の報告はありませんが、保健当局が警戒を強化している可能性があります。専門家は、特に脆弱な人々に対して早期の医療ケアや予防措置が重要であると強調しています。
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Source: タイランドハイパーリンクス