01.05
行方不明になった高齢男性、熱探知ドローンにより、通報から80分で発見
アメリカ・南カリフォルニアで、行方不明になった高齢者の捜索が行われ、熱探知ドローンが使用された。
赤外線ドローンで上空から捜索
ロサンゼルス郡保安官事務所(LASD)によると12月23日に、78歳の認知症を患う男性が行方不明になったと、家族から通報を受けたという。
しかも当時は夜7時を過ぎ、気温も下がっていたため、行方不明者の迅速な発見が急務となった。
警官らはすぐに捜索救助活動を開始し、無線で行方不明者の特徴を伝え、国立犯罪情報センター(NCIC)の行方不明者データベースに情報を入力。
さらに通報が入ると、現場に到着した警官らは赤外線技術を搭載したドローン(UAS)を展開させ、上空からその地域を捜索したそうだ。
.@LHSLASD and @WHDLASD Sheriff’s Stations are participating in an Unmanned Aerial Systems (UAS) pilot program. Earlier this week, @LHSLASD deputies utilized a UAS to locate an
elderly Malibu native after he became lost retrieving his mail.With the assistance of the drone, the… pic.twitter.com/Ie388LPepj
— LA County Sheriffs (@LASDHQ) December 27, 2024
自宅付近の茂みで発見
その結果、8時50分には、自宅から約400m離れた茂みに、高齢者の男性が横たわっているのを発見したという。
幸いにも、男性は転倒による軽い擦り傷を負っただけで済んだが、治療とさらなる検査のために地元の病院に搬送されたそうだ。
家族によれば男性は、その日の午後4時半頃に自宅を出て、郵便物を取りに行った後、行方不明になったという。
そして家族が警察に通報したのは、7時30分頃。このため通報から80分後には、行方不明者を発見したことになる。
保安官事務所の職員は、「行方不明者、特に病状により危険にさらされている人々の所在を突き止めるには、迅速な行動、チームワーク、革新的な技術が重要であることを浮き彫りにしました」と述べている。
ロサンゼルス保安官事務所は、2017年からドローンを使用しているという。(了)
出典元:ABC News:Heat-seeking drone and quick-thinking deputies team up to find missing California man(12/27)
Source: Switch News