12.30
スバル タイ工場を閉鎖、車両輸入に切り替え
2024年12月30日、スバルのタイにおける自動車製造拠点であるラートクラバン工場(バンコク)が操業を終了しました。今後は、すべてのスバル車が輸入販売となります。各報道が伝えています。
タイ工業連盟(FTI)は、今回のスバルの工場閉鎖を戦略的なコスト削減策と見ています。
スバルは2019年4月23日に10万平方メートルの敷地にラートクラバン工場を開設しました。
タイでは、スズキモーター(タイランド)も2025年末までに現地での車両生産を終了する計画を発表しており、主要な日本の自動車メーカー2社が相次いでタイから撤退することになります。
FTI自動車クラブのスラポン・パイシットパッタナポン会長は、これらの撤退劇は、変化する消費者嗜好によって推進される戦略的転換によるものだと分析しています。内燃機関(ICE)車よりもハイブリッド車の需要が高まっている中、メーカー各社は生産拠点を再評価している状況です。
また、タイの市場シェアを積極的に争っている中国ブランドからの競争激化も要因として挙げられます。スラポン会長は、スバルが完成車の輸入を決めたのは、タイでの生産台数が少なく、現地生産を正当化できなくなったため、コスト削減を目的としたものだと説明しました。
今後、スバルは技術的に洗練されたタイの消費者のニーズに応える、先進技術を搭載した車両の輸入に注力していくとみられています。
■Subaru shuts Lat Krabang plant, shifts to imported vehicles
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Source: タイランドハイパーリンクス