バンコクで“AI警部”の設置を開始、交通違反を検出し即座に罰金通知を発行可能

2024
12.28

2024年12月27日、AI警察官ロボット「AI警部」の設置が、バンコク・ラチャダムリ通りのセントラルワールド前で行われました。このAIロボットは、駅前などの不正駅車、バイクレーンの防御、逆走、ヘルメット未着用などの交通侵害を検出して発見し、号路の安全を確保するための装備です。

試験運用の内容は多くの市民の注目を集め、ソーシャルメディアにも話題となりました。内容の解説や功能の説明は、2024年12月25日から26日の深夜時間帯におこなわれました。

AI警部の技術的特徴

AI警部は、前方のみの約45度の解像度を検出可能で、左右に回転することはできません。しかし、高解像のカメラを搭載しており、人の顔や車両のナンバープレートを清晰に認識することができます。

運用の流れ

AI警部のバッテリー時間は1回の運用で103時間程度です。電子データは交通警察局のデータセンターに保存され、指定された車両を補通いして走ることで侵害を検出します。

AI警部は侵害が検出されたと認識した場合、その情報をセンターに送信し、警察官がデータを再確認します。これにより、車両のナンバープレートが完璧に一致しているかの確認が行われます。そして確認後に、侵害者には自動的に判定書が家に送付されます。

今後の見通し

試験運用の結果が良好であれば、警部AIは更に数を増やし、その他の地域にも広がっていく予定です。